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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■山上徹也とテロルの決算
 統一教会は保守系の政治家と深い関係を持っている。その教義には夫婦別姓や同性婚を認めないとかいう項目があり、自民党がこの2つを懸命に阻止しようとしている理由がこんなところにあるのかと思わせる。憲法改正も含めて、自民党の目指そうとしているところは統一教会の目指そうとしているところとかなり重なるのである。それは自民党が統一教会の支配下にあると考えれば納得できる。オレは自民党は竹中平蔵に支配されてると思っていたが、実際はもっとヤバい組織の支配下にあったわけである。国民から搾取したゼニを海外送金しているという点で、真の売国組織は統一教会であり。売国政治家はその影響を受けた自民党の連中だったわけだ。1999年の週刊現代には統一教会と関係のある政治家の一覧表が掲載され、もはや自民党=統一教会であったことがわかる。

 カルト教団であるオウム真理教はサリン事件を起こしたことでつぶされたが、すでに日本征服に成功している統一教会はそんな事件を起こす必要はなかったのである。

 山上徹也は統一教会の組織について必死で調べた。そして最終的に安倍晋三をテロルの標的に選んだ。それは逆恨みでも何でもない。彼なりに考えた末での結論である。マスコミの報道は「逆恨み」を強調しているが、岸信介がもう故人である以上、その孫を標的にしたというのは逆恨みではない。

 オレがここで「逆恨みではない」と書いていることが、読解力の不足する馬鹿からは「あなたは山上徹也を擁護するのか?」と言われそうだが、オレはそういうことは意図していない。SPに警護された要人へのテロは極めて困難なものであり、山上徹也がそれを成功させられる可能性は限りなく低かったはずである。彼のテロが実現したのはただ単にその瞬間に大きなスキができるほど警備体制が杜撰だったからである。

 東国原がテレビで「信仰の自由」「お布施は自由意志」などとほざいていて、この馬鹿はカルト教団の本質を全く理解していないことがわかったが、おそらくマスコミの論調は「統一教会の擁護」に終始するだろうし、山上徹也の母が巻き上げられたゼニも過小に報道されるか、あるいは直接の関係者による詐欺犯罪と矮小化され、それが組織的なカルト宗教犯罪であるということは隠蔽されるのだろう。

 今、山上徹也の胸裏にあるのはおそらく「テロを成功させた達成感」である。これは間違いない。そういう信念を持った人を「おかしな人」と強調することはおそらくマスコミの統一見解であり、そうやって「統一教会」というこのカルト集団をこのまま存続させて、政治やマスコミを支配させたいということははっきりしている。

 オレが訴えたいのは、与党である自民党が統一教会に支配され、公明党は創価学会を母体にしているという憲法違反の状態で日本の政治が行われ、その与党が過半数の議席を持っているということである。自民党がそのような宗教カルトのクソ政党であるのに多くの人がそこに投票しているのである。

 山口二矢は右翼のカリスマとなった。山上徹也はどうなるのだろうか。ただの「頭おかしい人」として葬り去りたいのがマスコミの意図なんだろう。

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07月12日(火)
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