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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■ガンダムと心中したかったオッサンの悲劇
捜査関係者は「いい大人がプラモデルで放火なんて…」と完全にあきれていた。
“ガンプラ”オークションで135万円!?
ガンプラの中には高額で話題になる逸品もある。2007年3月にオークションサイトに出品されたガンプラは、市販されているものを出品者がカスタマイズしたオリジナル品。定価7350円だったが、マニアが競り合い、ナント135万6000円で落札された。また、同年4月にスイスで開催された宝飾品の国際見本市では、プラチナを使用した、約3000万円のガン“プラ”が展示され、“セレブなガンプラ”として話題をさらった。
他人から見ればただのガラクタであっても、本人には宝物であるというものがたくさんある。それを否定することは誰にもできない。大切なものが失われたという勘違いから、ガンプラと心中までしようとしたこのオッサンの気持ちを「あほか!」と単純に否定するのはかわいそうな気もするのだ。
世間にはざまざまなコレクター(蒐集者)が存在する。もっとも多いのは「お金」の蒐集者である。命よりもお金が好きというヤツも多いし、それを手に入れるためには誰かを殺すこともいとわないという連中もたくさんいる。しかし、「お金」の蒐集者は大変多いために彼らの論理は世間でむしろ支配的なのである。「お金」を集めない人や、「お金」に興味がない人はまるで人生の意欲がないかのように全否定される始末である。要するにどんな蒐集者も多数派になれば勝ちなのだ。
女性の下着蒐集者も世間では非難の対象である。それが正当に店で購入したものを収集すればなんら問題はないのだが、なぜかこの下着蒐集者たちにとって、店で販売されている新品の下着には全く価値が無く、誰かがはいた中古品でないと値打ちがないのだ。そういうわけでこの下着蒐集者たちは窃盗という手段によって蒐集するのである。彼らの崇高な蒐集癖は、ただその手段が窃盗であるという点で全否定されるのだ。どんなにすばらしいコレクションを作っても、いつかは逮捕されてただの変態野郎と罵倒されるのである。
私は何人かのガンダムおたくを知っている。ガンダム好きが嵩じて、ついには「慈恩(ジオン)弘国」という名のお好み焼き屋を開店した方もいる。ザク焼きやドム焼きなどのメニューが存在し、もちろん店員はみんなコスプレイヤーである。このようにちゃんとその趣味を交流に役立てている方もいるのだ。せっかくの趣味を仲間との交流などで積極的に活かす方向に機能させられずにすべてを消失させてしまったことをオレはとても残念に思うのである。彼は愛するガンプラと共に焼けて亡くなることが一番幸せだったのかも知れないが。
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08月26日(木)
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