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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■良心ある作家たちよ、今すぐJVCAを脱退せよ!
 オレが許せないのは。敬愛する安房直子さんがこのJVCAに登録されていることなのだ。ご本人は若くしてお亡くなりになってしまったのでご遺族が登録しているのだと思うのだが、どうか今すぐ脱退して欲しい。オレは安房直子さんの作品を読んだときに衝撃を受けた。児童文学作家の中で宮沢賢治と比べられるのは彼女だけだ。こんな素敵な作家がたまたまJVCAに登録されて高額著作権料ぼったくりのメンバーになってしまったために子どもたちに読まれる機会を失うことは、出版界の損失である。彼女の遺志はおそらく「お金なんかいらないから多くの人にいつまでも読み継がれて欲しい」だった気がするのだ。それだけの価値が彼女に作品にはある。今の児童文学の中で100年後にも読み継がれてるのは宮沢賢治と安房直子だけだとオレは断言する。しかし、JVCAに登録されたままなら彼女の作品は埋もれてしまうかも知れないのだ。それは惜しいのである。他の2流3流の有象無象どもはどうでもいい。自分の作品にたいした価値もないくせにこんなぼったくりのヤクザまがいの組織に登録してる時点でただのアホである。だからオレはとっくに見捨てている。ただ一人、安房直子さんだけは埋もれてはならない宝石だと思うからここで訴えるのだ。

 JVCAのWEBサイトでオレは「なんでこんな多くの作家が登録してるのだろう?」と疑問を感じた。その理由も明らかになってきている。2月20日の毎日新聞の記事によると、JVCAは著作物使用の許諾代行をする際に作家らに他の著作権権利事業者への委託を解除させていたのである。いわゆる「引き抜き」だ。おそらく「うちに登録した方がゼニたくさんもらえまっせ!」などと言って勧誘したのだろう。引き抜きのために用意した書面に署名・捺印させて回収し、その作家が登録していた事業者に送付していたのである。

 私立中学、高校の入試問題で出題された作家たちが、それらの入試問題を編集して出版している学習教材の出版社に対して法外な使用料をぼったくることに対してオレは反対し続けてきた。入試問題で使われることは名誉なことであり、またそこで掲載されることは一種の宣伝であって決して作家に不利益ではない。学校ごとの入試問題集は出版点数も少なく、もしも使用料を設定したとしても妥当な金額はかなり少額になるだろう。だったらそんなわずかな金額を無理に設定するよりは「宣伝してもらってる」と割り切って無償提供する方がすっきりするとオレは思うのである。そのわずかな使用料さえも欲しいという貧乏な作家がいればそれはそれで支給すればいいと思うのだ。作家本人が決定すればいいのである。

 今ここで問題なのは、このJVCAが作家本人には知らせずに勝手に高額な使用料を設定していたり、著作権の訴訟を起こさせてその賠償の半分くらいをピンハネしたりしている「みかじめ料」「非弁活動」なのである。著作権はちゃんと保護されるべきだ。それに関してはオレは全く異論はない。お隣のパクリ大国みたいな状況になってはならないと思うのである。本来守られるべき権利も、こんなヤクザみたいな組織に利用され、ゼニのために使われるものになってしまえば意味がない。オレがここで問題にしてるのはJVCAのこのやり方であり、本来の著作権そのものの趣旨を歪めた行動実態である。

 JVCAがそうやってぼったくったゼニはどんなふうに分配され、誰のフトコロに入ってるのか。税務調査もしっかりとやってもらいたい。この機会にこの救いようのない圧力団体の内情が暴露され、その実態が全て明らかになることをオレは望んでいるのだ。
 
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02月22日(月)
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