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江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■景気回復の切り札教えます
 オレは今の世界恐慌を食い止めるには、ゼニではなくてモノに価値を回帰させることが大事だと考えている。持ってるだけのゼニには価値がないのだと。そのゼニを何かに変えないと価値は生み出せないというふうにみんなに思わせないといけないのだ。そのきっかけになるのが「持ってるだけで価値が目減りする」という資産税なのである。ゼニの形で持っていたら価値が減るが、モノに変えれば増えるかも知れない。そう人々が思い出すと下落しまくった不動産価格も下げ止まるだろう。値下がりさえしなかったらそれで十分である。それだけで現金よりも価値があるものになるからだ。

 何十億も現金資産のある大金持ちというのは、資産税導入によって毎年高額の税金をぼったくられる哀れな存在にされてしまう。貧乏人から見ればそれは痛快なことである。現金預金が一億あるだけでも年間に100万円課税されてしまうのである。たった10万円しか預金がなかったら1000円払うだけでいい。まさに貧乏人バンザイの税制度だ。平等そのものじゃないか。

 「定額給付金」をばらまいたところで全く効果がない。それはオレが断言する。アメリカだって昨年減税して小切手ばらまいたじゃないか。その効果なんか皆無だったわけだ。そういう政策では今の状況はどうにもならないのである。劇的に状況を変えられる唯一の方法がこの資産税の導入である。

 大量の金融資産が株式市場に流れ込み、多くの人がそれによってキャピタルゲインを得れば、今度はそこから多くの税収が国に入ってくる。株式市場の時価総額が100兆円増えるならば、売買益の10%に課税されるわけだから10兆円の増収ということになる。毎年時価増額が100兆円ずつ増えれば毎年10兆円だ。それに資産税の14兆円を加えれば合計24兆円の新たな財源が生まれるのである。この税収増があれば消費税なんかいつでも廃止できるぜ。

 いろんなブログや経済関係の本を見ると、オレと同じように「資産税」を提唱している方は他にもいる。だからこの考えも全くのオリジナルではなく、そうした意見を読みながらオレが具体的な導入方法をアレンジしたものである。実際に行うならばもう少し改良が必要かも知れない。しかし、基本となるコンセプトは変えなくていい。日本が率先してこういう劇的な改革を世界に先駆けて実行することで、世界経済の牽引役として評価されることをオレは願ってるのだ。アメリカやヨーロッパの連中の思い通りにされるのではなく、日本が新たなる世界経済の中心となって世界をリードすることをオレは企んでいるのである。 

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01月24日(土)
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