ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■泡瀬干潟をどうすれば守れるのか?
 諫早湾の干拓で失われた貴重な干潟が果たしていた水質浄化の役割、そして生物の多様性を考えたとき、あのような愚行を再び犯してはならないということを我々は理解すべきではなかったのか。アマゾンやボルネオ島の熱帯雨林の保護を我々が叫ぶならば、自分たちの暮らす日本の干潟もまた保全するべきだ。自分たちの環境破壊は容認しながら、他国には破壊するなと主張するのは矛盾も甚だしいのである。我が子を虐待する親が「児童虐待反対」と叫ぶような恥ずかしい行為である。

 この泡瀬干潟がなくなれば、潮干狩りなどで賑わった広大な生物の宝庫が消滅する。これから先、未来永劫に渡って多くの貴重なものを我々に与えてくれたはずの干潟が、永遠に失われるのである。それがどれだけ大きな損失であるのか気づいていない人が多いのである。

 今世間はものすごい不景気である。新しくビルを建ててもテナントが埋まらず、観光客の減少で経営不振となったホテルが廃業に追い込まれるといった状況は沖縄でもかなり発生しているはずだ。そんな時期になぜこの開発計画が強引に推し進められるのか、オレにはとうてい納得できないのである。どうしてもその壮大な無駄遣いをしなければならない国や県の事情というのもがあるのか。それをどうやって阻止すればいいのか。社民党出身で沖縄市長の東門美津子さんはこの事態をどう考えておられるのか。何も考えずにいるのなら、そんな市長はさっさと辞めて引退してくれ。なぜ命をかけて反対しないのか。あんたは何のために市長になったのだ。

 泡瀬干潟のすぐ北側にはかつて川田干潟と呼ばれた干潟が広がっていた。ところがその川田干潟は2170億円かけた「新港地区埋立事業」によって大部分が破壊されて消滅してしまった。しかし、その埋め立て地はほとんど活用されずに遊休地だらけである。その埋め立て事業は全くの無駄だったのである。このことからはっきりわかるように、泡瀬干潟を埋め立てても、その造成された土地は全くの無駄になることが最初から予測されるのである。しかし工事の目的は埋め立て地を手に入れることではなく、埋め立て工事をすること自体が目的なのである。川田干潟を埋め立ててしまったから今度はお隣の泡瀬干潟を埋め立てるというだけのことなのだ。

 もしも干潟を元通りにする工事をするなんてことが可能ならば政府はそんなことのためにまた予算をつけるかも知れない。国土交通省なんてお役所は巨大な税金の浪費システムでしかない。常にどこかで土木工事をして、常にゼニをドブに捨て続ける、これが国土交通省の存在意義なのである。オレに言わせればそんなところでゼニを無駄遣いさせてる官僚どもはみんな国賊であり。その工事を地元に誘致させて利権をむさぼる議員どもは国家の寄生虫みたいなものである。おそらく沖縄にも寄生虫みたいなクソ議員どもがいるのだろう。泡瀬干潟ではなくてこの連中をみんなまとめて埋め立てて欲しいくらいである。そうすれば国民の財産に被害を与えることもないだろう。

 その工事に費やされるゼニは、もっともっとまともなことのために使えるはずのゼニだったんだ。そのゼニの本当に1/10でも1/100でもいい、ちゃんと生きた使い方ができれば多くの人の命が救われ、死にたいと思うほどの絶望に打ちひしがれている人たちに希望を与えることができるのだ。税とはそんなふうに使われるべきものではないのか。公共の福祉のためにこそ税金というゼニは使われるべきであり、イナカモンドリームを実現した寄生虫どもが山分けするためにあるのではない。そんな寄生虫どもは即刻この日本から駆除してくれ。国土を破壊しまくった馬鹿事業を見直し、その責任者を一人一人告発して今からでも遅くないからどんどん死刑にしてくれ。一人でも見せしめに処刑してやれば、馬鹿事業の責任者には誰もならなくなって、自然とこんな愚行は止むだろう。

 そしてもう一つオレが訴えたいことは、この諫早湾干拓や長良川河口堰にも匹敵する馬鹿プロジェクトの全貌が、国民にほとんど知られていないことだ。どうかオレの日記を読んだ方でこの趣旨に賛同されるは

http://www.enpitu.ne.jp/usr4/bin/day?id=41506&pg=20090116


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01月16日(金)
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