ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
[18674568hit]

■女性用ふんどしが人気です!
 しかし、だからといってこのふんどしを女性にプレゼントしたとして誰もが素直に受け入れてもらえるだろうか。世の中には必ずしも遊び心がわかる人間だけがいるのではない。そのプレゼントに対して「なにこれ?変態!」と拒絶し、挙げ句の果てにそんなものを送ってきた行為自体がセクハラであると怒り狂う人もいるかも知れないのである。相手によりけりである。

 日本人が和服のファッションを捨てて洋服を着るようになった結果、ふんどしという下着も滅亡の危機を迎えた。しかし、その価値がこうして見直されるというのはよい傾向であるとオレは思うのである。その機会に日本の古き良きさまざまな文化が復権していくことをオレは願うのだ。その第一歩がこのふんどしならば、たかがふんどしと侮ってはならないのである。たとえ全裸であってもふんどし一本あれば公然わいせつ罪にはならないわけで、ちゃんとふんどしの意義はあるのだ。もしもそのスタイルを「わいせつ」と主張するなら大相撲も同じ程度の露出だから「わいせつ」ということになってしまうのである。それにしても、こんなくだらないことを記事にするとオレもなんだかふんどしが欲しくなったのである。明日、帰りにジャスコに寄って売り場のおねえちゃんに「すみません、ふんどしはどこにありますか?」と訊いてみよう。

 ここで勘違いしてはいけないことは、ふんどしとは聖なるものであって性なるものではないのである。こんな行事もあるのだ。

ふんどし姿の男たち、真冬の川で豊穣・息災祈願…福岡
 男たちが勢いよく水をかけ合う「寒みそぎ」が18日未明、福岡県前原市白糸の川付(かわつき)川で行われた。ふんどし姿の約80人が、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災を祈願して身を清めた。
 近くの熊野神社に400年以上前から伝わるとされる神事。境内に集まった男たちはおはらいを受けた後、午前0時すぎ、太鼓を合図に次々と川に入った。気温は0度、水温はマイナス0・3度。「オイサ、オイサ」と声を上げながら水をかけ合い、集まった住民らが白い息を吐きながら勇ましい姿に見入っていた。
 この後、年男がといだ奉納米を炊き、円すい状に積み上げて傾き具合で来年の米の豊凶を占ったところ、ほとんど傾かず、「平年作」を示す結果だった。(2008年12月18日15時32分 読売新聞)


↑エンピツ投票ボタン。押せば続きが読めます。登録不要です。←1位を目指しています! m(_ _)m      週刊アクセス庵もよろしく。

12月18日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る