ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■青い光は飛び込み自殺を防げるか?
 なんとこの青色照明の効果はいろんな場所で実証されているのである。オレが驚いたのは、落ち着きを与えるだけではなくて、犯罪を未然に防ぐような部分である。不法投棄が減るなんてことは誰も予想してなかっただろう。JR西日本が踏切付近の照明を青色灯にした結果、踏切事故がゼロになり飛び込みもなくなったというのもびっくりである。もっといろんな対策が必要と思われている状況が、こんな単純な方法で劇的に変わるのである。だったらもっと全国で導入すべきだろう。コストもたいしたことない。一回の飛び込みによって発生する無数の人々の時間的損害と比べれば、こんな照明の設置費用なんて比較にもならないだろう。

 もっとも青色灯を導入しても「自殺そのもの」を減らすことはできない。線路への飛び込みをやめた人が死ぬのをやめることはなく、別の場所に飛び込むか別の死に方を考えるかだと思う。

 他にも鉄道自殺をやめさせるいい方法はないものか。ちょっとショッキングだけどオレはその死体の写真を駅に展示するのはどうかと思っている。もちろんその死体の遺族はカンカンになって怒るだろう。しかし、「飛び込み自殺はこんな無惨な死体になる!」という事実を提示することは、少なくとも抑止力になるのではないか。誰だって自分のことを手足がちぎれて顔がぐちゃぐちゃにつぶれた無惨な死体になりたいとは思わないだろう。だったら駅のホームでそんな写真を掲示することは大きな抑止力になるような気もするのである。

 あとはやはり安楽死外来の設置だ。病院に安楽死外来を設置して、希望する人は問診の上で苦痛のない形で安楽死を施し、臓器移植のドナーになってもらい、臓器提供によって得られた謝礼を遺族に渡すという仕組みはどうか。もちろん生命保険も全額支払われるような形にすればいい。飛び込み自殺でぐちゃぐちゃになれば臓器もみんな無駄になる。それを新鮮な形で取り出せれば世のため人のためにもなるし、自分が最後に誰かの役に立って死ねるということは、安楽死する方にとっても心の平安をもたらすのではないかとオレは勝手なことを考えるのである。

 鉄道通勤している人は誰しもこの「人身事故による延着」を苦々しく思ってるはずである。青色照明が有効なのは夜間だけだ。だったら抜本的な飛び込み自殺対策を取るべきであり、そのためにはオレの提案する「自殺専用鉄道」「安楽死外来」しかないと思うのだが、いかがなものだろうか。






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12月14日(日)
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