ID:41506
江草 乗の言いたい放題
by 江草 乗
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■三浦和義事件の本質について
 この世には本質的な悪人が存在する。そういう人間はなぜか巧妙に世の中を泳ぎ、なぜかゼニをたくさん持っていたり、美しい女性を妻にしていたりする。三浦和義もその一人だったとオレは思っている。三浦和義が出たというスワッピングパーティの写真が写真週刊誌に暴露され、性器丸出しの写真が衆人の目にさらされたことがあった。私もその写真を見た野次馬の一人だが「あほか!」と思っただけである。そういう場に出席する人種というものを自分は本質的に理解できないだろうし、性の快楽にそこまで貪欲であろうとする連中はろくなもんじゃねえとオレは思ってる。これは偏見かも知れないが、まともな人間はスワッピングなんかしないと思うし、オレはそういう倒錯した性の世界に興味はない。

 三浦和義は多くのマスコミ関係者に対して名誉毀損の訴訟を起こし、その中には勝訴してゼニをふんだくったものもかなりあったという。もしかしたらそうやってふんだくるゼニが彼の生活費にあてられていたのだろうか。コンビニでのくだらない万引き事件で捕まったのでゼニに困っていたような印象もあるが、サイパンに遊びに行けるくらいだからきっとゼニの使い方を知らなかっただけだろう。

 三浦事件が我々に教えてくれた教訓があるとすれば、それは

「悪人であっても堂々としろ」
「悪いことをしても開き直れば道は開ける」
「日本の裁判はクソである」

ということかも知れない。彼ほど開き直った悪人が他にいただろうか。マスコミは彼を商品として利用して多くの視聴率を稼ぎ、その開き直りぶりさえもまた商品に仕立てていった。もはや彼が有罪なのか無罪なのかは関係なかった。
彼の支援者というのもオレから見れば本当に信じてるからではなくて、ただ自分の政治的な主張にその裁判結果を利用してるだけとしか思えない。一事不再理の原則も、その「一事」がクソみたいな裁判ならば、むしろそれをくつがえしてくれたアメリカの司法当局にオレは礼を言いたいくらいである。別に日本の司法権が侵害されたとは思わない。不備を補ってもらえたということで、日本の法務大臣は感謝状を出すべきだろう。

 彼がなぜ自殺したのかは誰にもわからない。遺書がどこかに残されていれば別だが。裕福な家庭に生まれたということや、かつては俳優として映画にも出ていたということだからそれなりにまっとうな人生を歩むことも可能だっただろう。その人生の多くを拘置所や刑務所で過ごすこととなった彼が、人生最後の時をどのような気分で迎えたのか。別にオレはそんなことを知りたいともなんとも思わない。興味ないよ。オレが知りたいのは事実だけだから。

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10月13日(月)
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