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ママ子のひとりごと
by ママ子
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■明日はどっちだ その1 腎移植ドナーまでの道
紹介状を持って 夫と2人で腎移植を行ってる札幌の病院へ行って来ました

予約時間より1時間も早く着いてしまったので じゃあついでに見学していこうかと ←既に観光気分

何故かあたり前のように売店や食堂へ向かう私たち

もちろん食堂のメニューのチェックを兼ねてまったりコーヒーを飲んだり 売店の商品をチェック

天井のダクトの埃が溜まってるねとか トイレにはウォシュレットが付いてるとか喜び ←地元の病院にはない

ホールにいる沢山の人を見ては この病院は儲かってるねと すっかり田舎者まるだし状態



受付から腎移植科へ案内されると さすがに患者さんは少なく 

先客は大学生くらいの青年とその父親らしい2人だけでした



もしかして父親が息子さんへ腎臓をあげるパターンなのかと勝手に想像して 気持ちがうるうる

ホントにまだ若いのにと思うと気の毒でなりません ここの科で介抱に向かう事を願ってしまいます



あっ そう言えば自分たちも同じ理由で来てるんでした σ(^◇^;)



隣に座る夫を見て あんたこの歳になってからだから この世界(透析)ではまだましだよ

と 完全に人事のように考えてる事など悟られないように意味なく夫に微笑んだり←恐いって



名前を呼ばれ 診察室にはいるとすぐに人の良さそうな先生が

「何かあったら ここへ連絡下さい」と夫と私それぞれに名刺をくれました

今までいろんな先生と会いましたが 最初からこんな風なご挨拶をいただくのは初めてです





その昔バァちゃんが検査入院したとき 担当の先生から検査結果を私が聞く事になりまして

身動きもせず真剣に眼力いっぱいで聞いていたのが ムカっときたのかどうかはわかりませんが

聞いてる私の態度が気に入らないと頭ごなしに怒鳴られた経験があります

びっくりしてまたもや大きな目を瞬きもせずに先生を真っ直ぐ見て丁寧に 失礼しました とお詫びすると

それがまたもや気に入らなかったようで更に激怒されナースステーションが息も出来ぬほど凍り付きました

「膠原病は今の医学をもってしても解明出来てないので一般の人に説明してもしょうがない」

という たいそうお偉い先生様にひざまずくという事をまったく知らなかった私はとんだ不作法をしてしまいました



と言う経験があるので 初対面のご挨拶を頂いただけで暖かいオーラが見えホッとしました



現在の腎移植のレベルから始まりドナーの検査内容や術式・費用などを

アプローチブックを屈指してセールスマン顔負けの勢いで説明していただき



いや〜先生 思わず 「買います」 って言っちゃいそうでしたよ(笑) ←おいっ



★腎移植までの流れ (ドナー側)★



まず初日は移植の説明を受ける

血液の白血球の型HLAの適合を調べる 早い話が血液検査

所要時間約35分程でした 費用は自費扱いで5250円×2(夫のも)

   ↓

血液検査の結果とくに問題がなければレントゲンや尿検査など簡単な健康診断をうけます

この時の費用はドナー側の健康保険扱いで約2万円くらい支払う予定

   ↓

健康診断で問題がなければもっと踏み込んだ組織検査など詳しい検査を受けます

ここからは夫の健康保険扱いになるので もとよりのありがたい恩恵で無料(ちと表現が違うが)

しかし この検査で問題が見つかり移植出来ないことが分かると私の健康保険扱いになるので

って健康保険の扱いかどうかは忘れましたが 検査費用として15万円ほどを支払う事になります

   ↓

検査で健康優良児として認定を受けるといよいよ本物のドナーとして認められます

腎臓摘出手術のために約1週間ほど入院

   ↓

術後とくに問題がなければ 私はめでたく退院となる予定





さて もうおわかりのように誤算がありました




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04月20日(木)
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