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サッカー観戦日記
by T.K.
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■女子ACL準々決勝 浦和−武漢
私は好奇心が強く新しいもの好きで、そのため新サッカースタジアムのこけら落としや第1回大会にはなるべく足を運んでいる。で現代のサッカー界で新たにできる大会といえば、女子かフットサルなどの周辺競技か、整備の進むリーグ戦のどれか、といったところである。
で、今回も女子の第1回大会、女子のアジアチャンピオンズリーグである。プレ大会は昨シーズンに開催されているが、私はあまりプレ大会には行かない。あくまで公式大会としての第1回に興味がある。WEリーグはなでしこリーグからの流れでINACレオネッサ、浦和レッズ、日テレ・ベレーザが軸になっている。ほかのチームも追い上げているが、やはり優勝は3強から、という流れである。もちろんアイナックが女子ACLに出場すれば、関東まで足を運ばなくてもいいのだが、まあ第1回だけは遠方でも観たい。
会場は熊谷開催。この日は選抜高校ラグビーも同じ公園内で開催されているので抱き合わせで観に行った。しかしラグビーは主たる目的ではないし、買ったプログラムも人に譲ったので観戦記は特にぱ書かない。
熊谷駅から10分だか15分に一回シャトルバスが出る。のんびり座って会場に着く。広いスポーツ公園。その陸上競技場が浦和対武漢の女子ACL準々決勝の会場である。武漢(ウーハン)はコロナ禍が始まった街で、心無い人から攻撃されているところでもある。青いユニフォームも結構来ていた。中国からサポーターが足を運んだのか、日本在住の華人かは分からないが中国語を話していた。ユニフォームスポンサーには大学の文字も見えて、教育に多大な投資を行う中国らしいと思った。日本政府も教育、特に大学に投資してほしいものである。
当日券を買って入場ゲートでは英語と中国語も聞こえる。普段のJリーグやWEリーグよりもスタッフが多様だ。そして厳重な荷物チェックがあった。メインに入ったのだが、観客が多すぎてコロナ禍では密が怖くて端っこに逃げた。ゴールラインよりも外側である。当然見づらい。試合まで特にイベントはなく、厳格な国際試合という印象だ。
武漢についてはメモ取りにくかったので特段ない。5−4−1で必死に守る。要所に外国籍選手を置き、身体能力の高さを見せる。FIFAが女子ワールドカップ(女子世界選手権)を創設した当初、中国はトップクラスだった。各国の女子サッカーのレベルは一般に
@男子サッカーのレベル
Aその国の経済力
Bその国の女性の社会的地位の高さ
によって決まる。中国など共産圏は建前上女性の地位が高いことになっている。だから女子サッカーを国家として強化する。代表だけでなく草の根も強化したりする。加えてアジアは大半が女性がサッカーをしづらいとされるイスラム圏だ。中東も中央アジアも東南アジアも南アジアもイスラム圏だ。儒教圏だって女性はサッカーに取り組みにくい(日韓の女子サッカーの競技人口の少なさ!)が、それでもイスラム圏よりはずっとよく、中国がアジアを突破しやすい。そういうわけで中国がトップクラスだった。
女子アジアチャンピオンズリーグ準々決勝
三菱重工浦和レッズレディース−武漢江大
3月23日 15時 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 晴 ピッチ良 3243人 主審 オ ヒョン ジョン
GK 1 池田咲紀子 0 00 0
DF 2 遠藤優 1 00 1
DF 13 長嶋玲奈 0 0 46*
DF 4 後藤若葉 0 00 0
DF 6 栗島朱里 1 00 1
MF 18 柴田華絵 0 00 0
MF 14 角田楓佳 0 0 0 73'
MF 15 島田芽依 3 2 1 91*
MF 19 塩越柚歩 0 00 0
MF 5 伊藤美紀 2 02 0
FW 7 高橋はな 2 11 0
GK 12 福田史織
GK 23 伊能真弥
DF 3 石川璃音 0 00 13
DF 22 岡村來佳
DF 32 秋本佳音
MF 20 高塚映奈 0 0 15
MF 24 竹内愛未
MF 26 丹野凜々香
MF 28 櫻井まどか
GK 29 ディン シュエン 0 00 0 120'
DF 5 ウー ハイエン 0 00 0
DF 18 マー ジュン 0 00 0
DF 28 ソン フェイ 0 0 0 90'+3
DF 32 ジャオ ユーシン 0 00 0
DF 90 キム ヘリ 0 00 0
MF 9 サラトゥ トラオレ 0 00 0
MF 10 ヤオ ウェイ 0 00 0
MF 26 ジャン チェンジン 0 0 0 90'+3
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03月23日(日)
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