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サッカー観戦日記
by T.K.
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■JFL 三重−盛岡
男子の全国リーグはプロのJリーグが3部まであり、その下が基本的にプロアマ実業団クラブ大学となんでもござれのJFLとなっている。
JFLはその性質上Jリーグ入りを目指すクラブも多いわけだが、その中でも経営的に優等生のヴィアティン三重を見に行った。どう優等生かというと、Jリーグに昇格できていないが観客動員は好調で、人の集まる街のイベントとして成立していて、スタグルも充実し、ステージイベントもしっかりしている。駅から徒歩15分以上というのは微妙だが、車社会の三重ではそう悪くないし、しかも人口がそう多くはない、桑名市郊外の東員町がホームで観客を集めているのだ。
現在Jリーグ大地溝帯と呼ばれる地域がある。福井県・滋賀県・三重県・和歌山県だ。ちょうど「Jの字」の形をしている。その中でJFLに加盟しているクラブがあるのは滋賀県と三重県だ。無理のない、理想的な経営をしていてほかのスポーツも運営しているヴィアティン三重の大成功を祈るばかりだ。

さて、桑名へは大阪から青春18きっぷという手段も昨年まではあったが、残念ながら使い物にならなくなった。近鉄の名阪特急には速くて桑名を通過する「ひのとり」と遅くて停車する「アーバンライナー」がある。実はこの日は鈴鹿サーキットでF1の下の国内カテゴリー、スーパーフォーミュラがあり、最寄りの白子駅にはアーバンライナーも停車する。昨年私も観た。で混雑が予想され、朝、難波駅で指定席が買えなければ観戦を断念して近場のティアモ枚方に切り替えようと思ったが、実は空いていた。そういうわけで桑名に向かう。若いころはどこに行くにも鈍行だったし、それはつい最近までそうだったのだが、新幹線の格安こだま号切符「ぷらっとこだま」でグリーン車の良さを知り、あまりに楽なので、最近は東京で在来線グリーン車やコロナ禍で安全のために近鉄特急を使い始めた。特急は速さ以上に座席が楽だ。
桑名に2時間で着き、三岐鉄道北勢線の乗り換える。線路幅が極端に短い「ナローゲージ」だ。車内も幅が狭くおもちゃのようだ。そしてよく揺れるし遅い。これで東員町まで行き、そこから徒歩15分ほど。「らき☆すた」ならぬ、ラピスタに着く。

この日もスタグルが充実している。そして人が多く、行列も長い。この日はカレーが多い。松阪牛スジカレーに並ぶ。食べ終わるともはやアップも見られない。ビールも買えない。

さて一般にJFLはいい位置で観戦できるものだが、ヴィアティン三重はそうもいかない。シンプルに観客が多すぎるのだ。端っこでの観戦を余儀なくされる。これがマニア泣かせ、数少ないヴィアティン三重の弱点??である。

ここまで触れなかったが、開幕戦の相手はJリーグから降格(退会)してきたいわてグルージャ盛岡だ。当然個人能力は高い。そしてユニを見ると番号判別困難なのだ。Jリーグなら許されないであろう。そういうわけでグルージャにはほぼ触れない観戦記になる。区別がつかないのだから。一応フォーメーションは5−2−3だった。

三重はオレンジ色。なにせヨハン・クライフにちなんで14を意味する「ヴィアティン」を名乗っているくらいだ。チームカラーもオレンジになる。番号もよくわかる。フォーメーションは5−2−3。間瀬監督が好んで使うスタイル。間瀬さんは優秀な指導者だが国内でプロ選手経験がないせいか、過小評価されがちである。



JFL開幕節
ヴィアティン三重−いわてグルージャ盛岡
3月9日 13時 東員スタジアム 晴 ピッチ良 主審・西山貴生 3503人



GK 17 稲葉亜我志 99.09.27 190.80 
DF  3 伊従啓太郎 99.07.02 188.84
    5 饗庭瑞生  97.05.03 180.77
    8 篠原弘次郎 91.07.20 178.73
   24 池田直樹  94.12.10 171.66
   39 増田鈴太郎 02.07.02 175.69 東洋大
MF 13 安西海斗  98.02.19 172.65
   38 松浦蒼波  03.02.17 177.68 京産大
   41 梁賢柱   98.05.31 174.73
FW 18 青戸翔   96.08.09 185.79 沖縄SVから移籍
   25 山田晋平  99.05.13 176.76 ソニー仙台から移籍


GK  1 森建太

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03月09日(日)
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