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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権京都大会準々決勝 東山−城陽 京都橘−大谷
高校選手権京都大会準々決勝は太陽が丘開催である。陸上競技場だけでなく球技場Bは今はクラブハウスと照明があり、芝の席に腰掛けて観戦する。晴れた秋の日は裸足で観戦するのが気持ちよい。
高校選手権京都大会準々決勝
東山高校−城陽高校
10月26日 11時 太陽が丘球技場B 晴 ピッチ良
東山
十番九番
十六六番十二十四
五番四番三番七番
十七
城陽
十一九番
十四七番六番二三
二番三番四番十三
一番
すぐに目に付いたのが城陽の体格の良さ。キーパーは長身で、CBもトップも大柄。体育科もない普通の府立高で東山と戦える体格をそろえているのは大きい。
東山は支配に掛かる。インサイドで回して外に出したい。左サイドバック5番は正確な左足クロスがある。右サイドバック7番はロングスロー。この二人は必ず大外を上がる。センターバックコンビは高くて安定しているが、必ずしも空中戦で完勝していないが、これは城陽の高さを褒めるべきだろう。特に能力の高い選手。12番はチーム1のパスがある。16番は右足セットプレー担当。14番は突破力がある。10番(山下)はアタッカーではチーム1のタレント。密集でも突破でき、下がってパスも出せて裏にも飛び出せる。9番は徹底的に裏狙い。ほぼ全員に触れたが、要するに今年の東山は一騎当千の兵ぞろい。間違いなく京都最強ということだ。
前半は東山優位だが城陽もよく耐える。戦えてよく走る、まさに公立校の鑑だ。前半0−0。だいぶ東山に分があるが、スコアレス。
後半は7分、東山が左スローイン、7番がロングスローを入れると見せかけて、ペナ内ではなく離れた12番に入れ、チーム1のキック精度がある彼がミドル、キーパー良く弾くもこぼれに9番詰めて東山先制。9分、16番の左コーナーを中で10番ヘッド、2−0とする。AT、7番がカットイン、11番が詰めてオウンゴールで3−0。東山が勝利した。
京都橘は東山と並ぶ京都2強である。以前は理想主義だったが、今は極めて勝負に辛いチーム。共学化してからずっと見ているので思い入れはある。対する大谷は今季3試合目。京都府1部リーグでその理想の高さに感心して、総体京都大会決勝でも東山相手に支配するもATにキーパーがマイボールを足元に落としてポゼッションに入るところをゴールに隠れていた東山I山下に後ろからかっさらわれて決められたシーンがネットで有名になった。自陣からキーパーを含めゆっくり回し、歩いて攻めるチームだ。
高校選手権京都大会準々決勝
京都橘高校−大谷高校
10月26日 13時半 太陽が丘球技場B 晴 ピッチ良
京都橘
九番十一
十六六番四番十番
五番七番三番十七
十二
大谷
十一九番二一
十番七番
十四
二番二四四番二十
一番
大谷は4−3−3。立ち上がりは長身センターフォワード9めがけて無難に蹴っている。が、その時間帯に京都橘5番の左クロスに裏に飛び出した9番のヘッドが決める。が、オフサイドだった。京都橘は左サイドバック5番の左足、ボランチ4番のロングスローと力強さ、9番の長身がパッと見目立つ。大谷はキーパーとセンターバックの3人で回し、14番が下がり目ながらもバックラインには入らずボールを捌き、ウイングは突破力がないながらも囮役として幅を広げ、7番10番は飛び出したいチーム。個人能力でははっきり京都橘が優勢だが、役割がはっきりしている大谷のパターン化されたパスワークの前に京都橘は苦戦するも、突破はされないので守備は完全に崩されない限りは耐えられる。京都橘は攻撃面では突破できるが、大谷も身体を張って戦えるのでぎりぎり決定機にはならない。一発の怖さのある京都橘がいつ決めてもおかしくないが、大谷もボールを持てるだけに面白い。
34分、大谷、右寄り25mFK。21番(左足)10番(右足)が構え、京都橘はやや甘い壁4枚。これを10番が右上隅に決めて大谷先制。0−1。前半はこのまま終了。
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10月26日(土)
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