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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権岡山県大会準々決勝 朝日塾−就実 関西−岡山学芸館
滋賀国体(国スポ)のリハーサル大会である社会人選手権、いわゆる全社。社会人のカップ戦であり、また今ではJFL昇格をかけた地域チャンピオンズリーグの出場権も関わって来る大会となっている。この大会は五日間連続であり、観る方としてもタフだ。そして3回戦(準々決勝)まで訪問困難な会場優先で足を運んでいたので消耗した。しかも三日目時点で地域チャンピオンズリーグの補充枠?3がすべて決まった。で、疲労感もあり三日目で燃え尽きた。が、この大会最終日の水曜日まで自由が利く。4日目は完全に休んだ。大会途中で離脱すると、必ずしも最終日に足を運びたくなくなる。そういうわけで、その日の他の試合を探した。すると高校選手権岡山県大会準々決勝が平日開催になっている。そこで急きょ岡山県に足を運んだ。

ケチるため鈍行で会場に向かう。平日は朝7時前に大阪駅始発の姫路行新快速がある。そこでまずこれに乗り、姫路で岡山行の鈍行に乗りかえて西進する。岡山駅で素早く乗り換えて倉敷へ。目的地は水島の福田運動公園である。実は倉敷から水島工業地帯を結ぶ水島臨海鉄道に乗る目的もあった。たまに天皇杯に出る三菱自工水島の工場までを結び、貨物列車も走っている私鉄である。しかし駅まで行って駅員さんに尋ねると、バスで行った方がいいとのこと。最寄駅から徒歩30分というのは予習していたが、こういう判断は現地の人に従った方がいい、というのは旅慣れた人間の常識である。そこでバスに乗って向かった。

福田公園の前のバス停からすぐ入り、右手に人工芝グラウンドがある。プログラム販売はなく、そもそも会場内の保護者は誰一人プログラムを持っていなかった。したがって本観戦記も名前なしになる。

岡山県大会準々決勝の本会場の第1試合は朝日塾(岡山県2部リーグ)対就実(プリンスリーグ)である。朝日塾は初観戦。岡山県まで観に来た以上、岡山県でしか見られないチームを観戦できるのはラッキーだ。就実は練習場である祇園グラウンドまで行ったこともある。

高校選手権岡山県大会準々決勝
朝日塾高校−就実高校
10月23日 11時 福田運動公園 人工芝 曇り


朝日塾
十三
十番
十四六番七番九番
二番五番四番十五
一番

就実
八番九番
十四
七番十番六番十三
二三五番二一
十七


朝日塾は自陣からビルドアップする意識があり、ある程度仕込まれていた。しかしフィジカル不足が目立った。つまり就実が体格で優り、また実戦経験豊富なだけに強度を生かしてデュエルで圧倒できるのだ。中盤で激しく当たって圧倒し、素早く前線に当てるとセンターフォワード9番と左寄りの8番が身体を入れるとポストに対し朝日塾が何もできないのだ。朝日塾の前線も就実3バックが激しく潰し、弱気になってしまう。「サッカーは格闘技だ」という言葉の真偽はともかく、少なくとも心理的に劣勢になり、戦わなければ勝敗の帰趨は明らかなのだ。
9分、就実6番の左コーナーに23番頭で合わせて0−1。13分、就実、裏に出して8番が前に出たキーパーの上をループで抜き0−2。前半終了間際に8番の左クロスをキーパーと9番が競ってこぼれを13番が右から出し9番が蹴り込む。0−3。

後半は勝負ありとみて就実が攻めるゴール裏からのんびり観戦した。メンタル的に厳しかった朝日塾だが、就実が準決勝以降に備えて雑な放り込みをやめて丁寧に崩し始めて、追加点が入らない。朝日塾もビルドアップできるようになった。メンタル立て直しには成功した。就実が絵にかいたようなポストシュートで4点目だと思ったが、ネット記事では就実は3点だったので、このゴールは取り消しだったかもしれない。逆に朝日塾が1点奪い、最終スコアはどうやら1−3で就実が準決勝に進出した。優勝候補らしい完勝だった。

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第2試合は関西(かんぜい)対岡山学芸館である。関西は初観戦。岡山学芸館は言わずと知れて全国制覇経験校であり、今季のプリンスリーグ優勝チームである。

高校選手権岡山県大会準々決勝
関西高校−岡山学芸館高校
10月23日 13時半 福田公園 人工芝 晴



関西
七番

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10月23日(水)
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