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サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラブユース選手権北信越大会準決勝 新潟−富山 松本−長野
クラブユース選手権予選は分散開催化が進むが、北信越はセントラル開催のままである。今年もJユースの5クラブがエントリー。先週にツエーゲン金沢とカターレ富山で1回戦が行われ、今季好調でプリンスリーグでは首位の富山が今季イマイチの金沢を破って準決勝に進出した。準決勝の勝者2チームが全国に進む。

さて会場はフットボールセンター富山である。一昨年度まで日医工の名前がついていたが、会社経営がだめになって昨年度から北陸建工アスレティックフィールドという名前になっている。富山県サッカー協会もクラブハウスに入っている。で、どうやってたどり着くかだが、昨年は大阪から夜行バスだった。相当しんどかった記憶がある。が今年3月に北陸新幹線敦賀延伸があり、実は当日移動でも間に合う。「つるが」初の「つるぎ」に乗ればいいのだ。ならば体力的にキツイ夜行バスはやめにした。
高槻を6時45分のサンダーバードで敦賀に向かい、そこから北陸新幹線で富山へ。そして第3セクターで4つ目の滑川に行き、そこからタクシーで1600円でフットボールセンター。

昨年は準決勝は第1試合終了後に第2試合が行われたが、今年は同時開催なので前後半に分けて観戦する。前半は海側のピッチのアルビレックス新潟対カターレ富山にする。

クラブユース選手権北信越大会準決勝
アルビレックス新潟−カターレ富山
6月1日 10時半 フットボールセンター富山海側ピッチ 晴 人工芝


新潟
十九十五
十四二四十番七番
五番四番六番二番
一番

富山
十三十番
十一七番六番九番
八番十六五番二番
一番

新潟は圧倒的支配力が武器。トップ昇格のキーパーは長短の正確なキックがプロ級というよりプロ以上。まあプロになる以上はプロに優る部分があるのは当然で、プロ選手より何もかも劣るなんてあり得ないが。そして長身で高さもしっかりしていてキャッチングもいい。このゲームでは見られなかったが反応も素晴らしい。プロになるだけでも凄いが、彼は順調に伸びればA代表を狙える。左センターバック4番はやはりキックが正確でたぶん右利きだが左足も良い。それも意識したミドルパスがいいだけでなく、簡単に蹴るショートパスが自然体で正確だ。カバーも鋭い。高さも抜群でセットプレーもターゲットになる。とはいえサイズは180センチくらいで、正直プロのセンターバックとしては高さが足りない。3バックのチームでしかやれない。ほかのポジションをやれるポテンシャルはあると思うが。右センターバック6番はビルドアップ能力が高い。大学でも十分やれる。左サイドバック5番は左足セットプレーを蹴る。偽サイドバックとして仕込まれている。運べるスキルもある。運動力もある。新潟はサイドバック育成が上手いのだが、彼も素晴らしい。右サイドバック
2番も中も外も上がれる。守備力も高い。中盤下がり目の10番はチーム1のテクニック。基本的には下がり目から柔らかいパスで組み立てるのだが、相手を見て運べるし密集で仕掛ける迫力もある。なんとなく京都ユース時代の福岡慎平が浮かぶ。トップ昇格内定発表がキーパーだけな以上、彼が即昇格はないのかもしれないが、彼はプロの可能性があると思う。24番は運べる選手で番号から言って下級生だろうが有望。左ハーフ14番は富山がタテを封じていたので要警戒選手とわかるドリブラーだが、中にもタテにも行ける選手。右ハーフ7番はレフティ。セットプレーも蹴る。15番はエース。身体をがっちり入れるポストプレーは強靭で自ら突っ込む迫力もある。シャドー役もポスト役もできるタイプ。19番は下がり気味の位置から飛び込むプレーが得意。北信越クラブユースの雄新潟は今年も一騎当千の兵揃いだ。


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06月01日(土)
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