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サッカー観戦日記
by T.K.
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■U−18女子リーグ関西1部 大商−大阪桐蔭 追手門−INAC
現在JFAは女子ユース年代のリーグ戦を推し進めている。高校生は関西の場合、以前からアンオフィシャルリーグはあったがあくまで高体連のみ参加だった。だが2023年度から関西協会主催のU−18リーグが始まった。無論初年度からチェックした。さらに同時に全国リーグも念頭にあるようで、2023年度には非公式ながら「プレ大会」も開催された。女子の場合、競技人口が男子より少なく層も薄いので全国リーグがあれば数少ない強豪同士のマッチメイクが増えて、強化に役立つのは間違いない。一方で毎週末全国遠征を支えるだけの資金がJFAにあるのか?はっきりわからないが、男子のプレミアプリンスはアウェイ遠征費を6〜7割補助と聞くが、女子にも補助が可能か?スポンサーを集められるのか?
で関西の高校生女子はレベルが高い。22年度夏はC大阪が女子クラブユース、大商学園が全国高校総体を制した。現状では大阪学芸もトップクラス、日ノ本ぱ急速に結果が出なくなったが、かつては常盤木や藤枝順心と並ぶ全国3強だった。大阪勢や兵庫勢、京都精華は全国ベスト8クラスだろう。関西女子リーグ全10チームのうち6チームをゴールデンウィーク前半の堺で観られるのでチェックした。
U−18女子リーグ関西
大商学園高校−大阪桐蔭高校
4月29日 9時30分 堺S7 人工芝 曇
大商
九番四三
三四十六四十八番
二番十七四七四五
二一
(4−4−2)
攻撃時は2番が中盤に上がり3バックで16がボランチの3−5−2
大阪桐蔭
四一
十五三四二八十九
十六
四四十八二二十二
三一
(4−1−4−1)
大商学園の特徴はがっちり守ってスローなカウンター。さきに大商が有名になったのに後発で例えるのは失礼かもしれないが、男子でいえば昨年度全国準優勝した近江のイメージ。フォメは違うが、バックラインの好選手が多いのは似ている。昨年度近江の10番はストッパーだったし、大商も10番はセンターバックのことが多い。で、今年もレフティの17番と右利きの47番の間で確実にボールを回しビルドアップする。ロングフィードはほぼないが、前から追われても失わない信頼感がこの二人にはある。45番も中に絞り、さらに人数をかけて前から追っても足元が確実なキーパー21番に戻す。ボランチ16番も安定。ビルドアップ時は中に絞る34番はなかなかスピードがある。40番は番号から下級生だろうがギャップを見つけて受けるのが上手く、ミスも少ない。ボールタッチは硬いが基本がしっかりしていて骨太な技術を感じる。将来のエース?今すでにエース化?8番は速い。9番は下がって受けて確実にさばき視野も広く展開力もある。チームで1番上手く、前線に張っていればチャンスを確実に決めてくれそうな技術があるが下がる。何でもやってしまう性格?単に上手いからセンターフォワードに起用されているだけで、元々MF?トップ脇というには下がりすぎる。43番が裏へ飛び出す。
対する大阪桐蔭は大阪の高体連では最初に強化を進めたところ。相対的に力を落とし、近年では超守備的スタイルになっている。守備陣は安全第一であまり繋がない。16番はためを作れてカウンター時には預けられるのだが安心感がある。34番はエース。ドリブルが素晴らしくスルーパスも冴える。密集を抜けるドリブルがあり、ポゼッションチームならばより輝ける。19番は攻撃的で立ち上がり2トップかと思った。正確なクロスがありセットプレー担当。15番はスピード十分。センターフォワード41番は守備力を買われての起用か?
さてゲームは立ち上がり大阪桐蔭が攻めたがすぐに大商学園ペースに。しかし大阪桐蔭もよく耐え、後半半ばから大商学園はエース9番を下げて11番を入れたり34番に代えて39番を入れたり攻撃に圧を上げるが、イマイチ押し切れず、0−0で引き分けた。
U−18女子リーグ関西
追手門学院高校−INACレオンチーナ
4月29日 11時45分 堺S7 人工芝 曇
追手門
四二二八
六七三十七七四九
七六三二二七二九
四三
アイナック
十五七番
二十八番十六十番
十七四番三番二番
一番
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04月29日(月)
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