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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンス参入戦 V神戸B−大産大附 一条−履正社
プリンス参入戦について。高校生のリーグ戦は頂点となる全国リーグ(東西)のプレミアリーグ、その下に関西など9地域のプリンスリーグがあって、その下に都道府県リーグ(北海道はブロックリーグ)という仕組みになっている。関西の府県リーグからプリンスリーグへの参入戦は昨年まで府県リーグ優勝チーム6チームが1発勝負で勝者の3チームが昇格することになっていたが、今年から2位までの12チームがトーナメントで2勝した3チームが昇格という方式に変わった。本来なら10月上旬の3連休で2試合をこなし終わっていたはずだが、東日本に甚大な災害をもたらした台風19号のため、高校選手権予選の都合上、決勝がこの時期まで延期されていたのだ。
さて第1試合は2試合同時開催である。場所は堺のS2とS3。観やすいのは圧倒的にS2だ。だからそちらを観戦した。ヴィッセル神戸B対大産大附だ。前者はBチームなので激戦区の関西では昇格すればむろん初の例となる。対する大産大附は高校選手権大阪大会敗退から間があり、3年生のゲーム感、モチベーションなどが気になった。以前東山がプレミアに昇格した時には2年生以下チームに切り替えて勝ったこともあるが、それではあまりにも不利だ。ヴィッセル神戸Bは無論下級生主体だろうが、Jユースの下級生は並大抵のレベルではない。
プリンス参入戦
ヴィッセル神戸B−大阪産業大学附属高校
11月24日 11時 堺S2 ピッチ良 曇
V神戸B 大産大附
−−−−−二四−−−−− −−−十番−−九番−−−
−二二−−二三−−十九− −−−−−−−−−−−−
−−二九−三三−三八−− 八番−七番−−六番−十一
−三二−−二七−−三七− 二番−四番−−五番−六番
−−−−−四一−−−−− −−−−−一番−−−−−
神戸Bは超攻撃的布陣で自陣から徹底的にパスを回し振り回してくる。しかしAチームほど技術・判断は良くなく、しばしばミスをする。対する大産大附は前から懸命に追いかけ神戸Bに自由に回させない。大産大附は右センターバック5番が高さでは神戸B24に勝てないまでも自由を奪い、右ハーフ11番は素晴らしいスピードとアップダウンを見せる。ただしサイドハーフの負担が大きそうだ。小柄なファンタジスタ10番が変化をつけ、9番が点取り屋である。神戸B24番はポストが確実に納まり動き出しもよく裏も狙える。大産大附11番の右クロスが9番に届くが撃てない。超決定機。16分、神戸B24番がファウルを受け、クイックリスタート、右に出しペナ内左にパス、左足シュートが決まる。1−0.サポーターの声では佐伯と聞こえるが、佐伯はAチームの10番だし、Bチームでプレーするはずは……と思ってしまう。確かに佐伯はレフティーだが。(情報いただきました。泉彩稀(さいき)とのこと。やはり佐伯ではなかった)以降も25分、大産大附はプレッシャーをかけ11番のキープから中に落とし10番左足右シュート、左に外れる。26分、神戸B、スルーパスにいい動き出しの24番が大産大附キーパーと1対1を当ててしまう。超決定機。徐々に大産大附はフォアチェックを緩めペース配分を落とすが、それでもオーバーペースに見える。36分、大産大附11番の右クロスが神戸BのDFに当たり浮いて9番オーバーヘッドは上に外れる。結局前半は1−0で終了。ペース配分から言ってヴィッセル神戸Bの勝算が相当高くなったと感じた。
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11月24日(日)
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