ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■京都府高校新人戦女男決勝 京都精華−向陽 京都橘−桂
京都高校新人戦女子決勝
京都精華学園高校−向陽高校
2月23日 11時 西京極陸 ピッチ良 晴


京都精華         向陽
−−−中内−−成田−−− −−−伊藤−−小宮−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
青木−千本−−高萩−難波 岩月−上田−−山岸−森野
奥村−堀田−−若林−木村 松永−弘岡−−竹林−七番
−−−−−森澤−−−−− −−−−−葛山−−−−−



京都精華
GK  1 森澤杏
DF  2 木村莉子
    3 若林直美
    8 堀内明紗実
   13 奥村真由
MF  7 高萩歩々花
    9 中内日菜乃
   10 千本翔子
    6 青木美彩生
FW 11 成田凛可
   14 難波鼓


GK  1 葛山奈緒
DF 16 松永萌々香
    9 竹林杏那
   18 弘田詩織
    7 稲葉なごみ
MF  3 岩月愛莉
    6 山岸和奏
   14 上田知世
    2 森野裕子
FW 10 伊藤風香
   11 小宮陽夏



立ち上がりから京都精華が繋ぎ、個々もドリブルを見せる。サイドバックも上がりバックラインに2人しかいないことも多い。しかし大きな展開は観られない。一つには向陽がタテにも横にもコンパクトでサイドチェンジする隙を見せなかったこともある。京都精華は全国高校総体準優勝時よりも強いと思う。当時はのちになでしこジャパンに選ばれた園田瑞貴、谷口木乃実という選手二人、フットサル代表に選ばれた金塚咲恵というスターがいたが、全体の質は上がっていると思う。高校女子サッカー界全体のレベルアップのスピードがそれ以上で、全国では相対的には落ちているが。ただ京都でも向陽というほぼ対等な高校の出現によってダイヤがダイヤで磨かれるだろう。向陽は常に複数で京都精華を囲みタテ一本のカウンターを繰り出す。グループリーグでは京都精華に0−1で敗れたが、残り2試合は京都精華と全く同じスコアで同じ相手を下している。つまり攻撃力もある。京都精華はI千本が一発のパスを狙ったりタメを作ったりと中盤の核として活躍。L奥村はほぼ上がりっぱなしでタテに仕掛ける。J成田はレフティーのドリブラーでサイドに現れては仕掛ける。H中内が分かりやすいエースストライカーだ。M難波は中に現れフィニッシュに絡み、E青木はタメを作る。これに対し向陽はカウンターでその時ベストのポジションの選手が飛び出す判断力がある。5分、京都精華E青木が裏に出すと向陽GK@葛山が前に出るのを躊躇、I千本が追いつき流し込む。1−0。立ち上がりの向陽の痛恨のミス。しかし向陽もI伊藤とJ小宮が積極的に追い、M上田が飛び出し、GKとの1対1を当てるなど超決定機も奪う。前半1−0。

39分(後半4分)、向陽B岩月が裏を取り、飛び出した京都精華GK@森澤と激突。決定機阻止で退場もあり得たが、故意ではなく警告で済んだ。判断の分かれるところだが、主審に抗議しない向陽の態度は潔い。この右70度27mFKをB岩月自ら蹴るが上に外す。そして後半はB岩月がトップに入っている。つまりカウンターで走る選手を分散してスタミナ温存を図る意図だろう。しかし48分、京都精華J成田が右からカットイン、左足ミドルを叩き込み2−0。これは個人能力の差だった。更に58分、京都精華の左シュートに向陽のGK@葛山キャッチミスで後逸。ゴールライン上で抑えるもゴール判定でもおかしくなかった。
62分、京都精華G堀内明紗実→Q西田莉子。完全に向陽は足が止まり苦しい。67分、I千本の裏へのパスに抜け出したH中内がゴール前に止まっていた鳩の群れを蹴散らすシュートで3−0。直後にはQ西田が決めて4−0で京都精華が勝利した。


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02月23日(土)
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