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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権準決勝 青森山田−帝京長岡 静学−矢板中央
さて立ち上がり、矢板中央はフォアチェックの姿勢を見せるが、すぐに押し込まれる。3分、静学I松村がドリブルシュート、大きく外れる。松村は鹿島内定のスピードとテクニックとボディバランスに優れるドリブラー。静学はドリブラー揃いだが松村を際立たせるのはそのスピードだろう。3分、静学M小山、左突破、クロスはカット。静学の両サイドのドリブラーI松村とM小山は全くタイプが異なり、松村はタッチの少ないブラジルスタイル、対照的に小山は細かいタッチのアルゼンチンスタイルだ。4分、静学I松村、右突破からクロスはカット。6分、矢板中央、右クロスはカット。8分、静学M小山の左足左クロスはバー。この辺りから矢板中央は自陣深くに引き、静学のクロスに対しては強烈な横圧縮で中にスペースを与えない。典型的なカテナチオだ。特にC長江の危機察知能力と空中戦や身体を張った守備が素晴らしい。4−4のブロックを敷いて引く分、FWの負担は当然大きくなるが。22分、静学右寄りからG朝倉がペナ内二人かわしシュートはキーパーK藤井、ナイスセーブ。更にM小山の左隅を襲うシュートもK藤井ナイスセーブで左コーナーキックに逃げる。O井堀の正確なキックは誰か?の頭をかすめ枠を外れる。24分、静学、ドリブルのある右サイドバックC田邊のクロスにM小山シュートは上に外れる。ここまで書いただけなら小山は決定力に欠けるのか?と思われるのかもしれないが、矢板中央はいずれも守備陣がよく寄せていて、決定機と書くには躊躇する。更にG朝倉が突っかけ、矢板中央C長江がナイスカットも左サイドバックN西谷のミドルは上に外れる。なお西谷もドリブラータイプでM小山と連動して左サイドを攻略にかかる。34分、静学スルーパス、右裏で受けたI松村がマイナスに折り返すも誰もいない。36分、矢板中央H左合→N宮野。ゲーム中のケガではない。プラン変更でもない。故障持ちか?37分、静学M小山からN西谷左クロスもカット。42分、静学ショートコーナー、左クロスにB阿部ヘッドは右に外れる。決定機。ロスタイム、M小山ミドルは右に外れる。前半は0−0で終了。矢板中央のプラン通り、というにはシュートゼロでカウンターにもセットプレーもなく、勝機は見いだせていないように見える。引き分けに持ち込んでPK戦ならともかく。静学のシュート数はかなりあった。
後半開始。49分、静学N西谷、左シュートはキャッチ。49分、静学I松村ドリブルシュートは上に外れる。53分、矢板中央、㉑西村→久永。2トップを替えるのはプラン通りだろうが、時間帯が早かったか、それだけスタミナ消耗が激しかったか?54分、矢板中央、競り合いからペナ内やや右寄りN宮野シュートは右に外れる。初のシュートにして初決定機。59分、静学I松村ロングシュートは上に外れる。静学の積極的姿勢、攻め続ける姿勢は一貫している。61分、静学、左で繋ぎ、M小山シュートは矢板中央C長江がまたもブロック。ことごとく立ちはだかる。66分、静学K岩本→H加納。1トップに入るのは同じだが、右に流れて起点になる。ポストが得意な選手。69分、矢板中央ロングボール、J多田が飛び出すが、静学ゴールキーパーP野知も飛び出しクリア。69分、静学Q藤田→R草柳。藤田は回収力が凄かった。草柳はプリンスリーグ東海でも目立ったレフティーで左サイドに入り、M小山がトップ下、G朝倉とO井堀がボランチに組み替える。↓
−−−−−加納−−−−− −−−−−−−−−−−−
−草柳−−小山−−松村− −−−−−−−−−−−−
−−−井堀−−朝倉−−− −−−−−−−−−−−−
西谷−中谷−−阿部−田邉 −−−−−−−−−−−−
−−−−−野知−−−−− −−−−−−−−−−−−
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01月11日(土)
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