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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全女準決勝 日テレ・ベレーザ−新潟 浦和−INAC神戸
アイナックは国内トップクラブだけに主力が年俸の高い海外に引き抜かれるので、スペイン人監督のもと、スペイン人を軸に据える策に出た。秋に観た時は全然フィットしてなかった。
キーパー@大熊は足元が確かでカバーリングがよく、高さも信頼感十分。今のキーパーに求められる170センチ超の高さと技術と身体能力を兼ね備えている。55サンプソンは高い。長身センターバック市場は国内だとまだ不足気味だが、海外から取って来る判断は正しい。浦和F高橋を潰せはしなかったが、危険な位置で高さ負けしなかった。D三宅は素晴らしいフィードがあった。A守屋はガンガン上がり攻撃に厚みを加えるが、この観戦記執筆時では海外移籍が発表された。C井手も攻撃参加が持ち味。それを支えるのが、今はボランチのB土光だ。サイズがないからセンターバックは厳しいと踏んでいたが、今季は下がり目のボランチとして後方のカバーを意識しつつ、持ち前の技術で正確に捌いている。状況によっては完全にバックラインに入り、サイドバックを迷いなく上がらせている。チームのキーパーソン。Qソルデヴィラはガツンと潰し、正確に捌く。彼女の闘争心は欠かせない。S桑原はタメを作り、カットインもできるがこのゲームは大人しかった。P愛川はボールプレーヤーなのだが、仕掛けられず。I成宮は全くの不振。本来ならなでしこジャパンに選ばれて当然の技術があるのだが、正直闘争心が見えなかった。Hスアレスは攻撃の肝。長身センターフォワードで彼女が勝つ前提でチームが作られている。圧倒的な高さとパワーは浦和B石川の抵抗で必ずしも十全に発揮できなかったが、WEリーグを観るファンは彼女を目当てに観ればいいと思う。やはりセンターフォワードにとってサイズは魅力だ。
さて22分、アイナックC井手のロングスローを55サンプソンが頭で競り勝ち、中で競り合ったこぼれを再びサンプソンが足で蹴り込み先制。0−1。しかしアイナックは闘争心がイマイチ。42分、浦和が右に広げてA遠藤のクロスをF高橋が合わせて1−1。アディショナルタイム、左クロスをF高橋繋いでパスに抜け出したN島田が決めて1−2と浦和逆転。
ハーフタイムでアイナックはスペイン人二人含む三枚替え。喝を入れるということか。戦えてなかった。
後半66分、浦和の左クロスをF高橋落としてアイナックのバックラインがかっさらわれてR塩越が決めて1−3。73分、相手クリアミスを拾ってD伊藤が決めて1−4。ここで帰った。最終スコアも1−4。アイナックはどうしたのだろう?前半にはフェロン監督が「VamoVamo」(行け行け!)と叫んでいたが、無気力に近いゲーム。ちょっと酷かった。チームの中で何かあった、と思われる。これでは勝てない。残念だ。
01月18日(土)
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