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サッカー観戦日記
by T.K.
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■大阪府公立高校大会決勝 河南−摂津
大阪府高校サッカーはレベルが高く、層も厚い。が近年は私学と公立の差が広がり、現状では公立校が全国に行く可能性は極めて低い。それと、クラブユースにはJユース以外にタウンクラブカップという、街クラブのための全国大会があり、いわばトップクラス以外の愛好家のための大会を設定している。大阪府高体連でいえば、以前から私学大会というものはあるが、一昨年から公立大会といういわばBクラスの高校のための大会を開催している。上の大会とどう繋がるかは不明だ。つまり近畿大会への大阪府代表校選出方法はブラックボックスだし、実際、決勝前に発表された代表校5校はすべて私学だった。「ポイント制」によって決まる、と説明されている。公立大会優勝校でもダメということは総体や選手権予選で公立校が上位に入ってポイントを稼ぎ、枠をもぎ取るしかないのかな?と思っている。
さてその公立大会に初めて足を運んだ。カードは河南高校、つまり「河内の南」の高校対摂津高校だ。摂津高校は体育科があり人工芝のグラウンド。OBには日本代表も現役Jリーガーもいる。会場は堺S1。観客は400人くらいいる。案外多い。トイレでは「サッカー部が決勝に出てるから来た」という会話も聞けたし、上手くイベント化できているのかもしれない。もちろん会場の良さもあるが、観客は少なくともJグリーン堺まで足を運んだのだから。
この冬一番の寒波が襲った先週の影響で気温は寒いが、晴れていて案外観戦コンディションは悪くない。
大阪府公立大会決勝
河南高校−摂津高校
2月11日 13時15分 堺S1 ピッチ良 晴
名前は場内放送耳コピ。
河南
GK 1 ウエヤマソウタロウ DF 2 ナンバラ 6 コウダマモル 20 ナガトハズム 19 ウエスギレン MF 14 サカモト 11 マツモト 16 カネマルコウタ 22 ヤマキタヒロト 8 ヨシダ FW 10 ナカジマセナ
摂津
GK 1 ヒグチナオヤ DF 14 タカハシソウマ 3 ニシグチチサト 5 オカユウダイ 9 スギヤマハルヒコ MF 20 バンリュウガ 18キシダフミヤ 6 シマダシュウタ 13 サルハシレン FW 7 オガタダイチ 11 ミズシマリクト
河南
十番
十一十六二二八番
十四
七番六番二十十九
一番
摂津
七番十一
十三六番十八二十
九番三番五番十四
一番
ゲームは35分ハーフ。
立ち上がり、摂津は後方で回しボランチ6番が引いて受けに来ると見せてさっさと敵陣にけり込みこぼれ球を回収する。右の20番はスピードと突破力があるが、右だけの片翼飛行のきらいアリ。しかも河南も同サイドの11番のスピードが武器なので、押し込んだ方がペースを握る。つまり摂津ペースになった。右サイドバックの14番はセットプレー担当だし、摂津の右は強力。守備力はそれほどでもないが。11番は強靭なポストが武器。7番は飛び出せる。左サイドバック9番は自分で運んで左足クロスがある。
対する河南も後方で繋ぐ意識はあるが、ボランチ14番に預けてからのパスコースがない。16番や22番が上がりすぎて受けに来ない。シャドーの意識が強すぎる。センターバックコンビはフィードミスが多く、キーパーも含めミドルパスの精度が低い。これは摂津も同様なのだが、摂津は雑なボールでも放り込んで回収できるのに河南は回収できない。7番はレフティ。22番は屈強だが、摂津の屈強な6番が厳しくマークして、デュエルでも空中戦でも完勝はできない。10番は全く機能してない。小柄でスピードがあるタイプだが、ボールは来ない。カウンター狙いにしろ裏を取れないし、22番の飛び出しの囮にもなれない。10番を付けている以上「行けるところまで行け」という役回りではないと思うのだが。
パス精度が低く、飛ばしのパスがない中、摂津は前半は3回サイドチェンジ、もちろん一発で鋭くズバッと決まるものではないが、とにかく右から左に出て13番がつっかけるシーンがあったが、クオリティが足りず、得点には至らなかった。前半は0−0。
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02月11日(火)
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