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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪大会準決勝 興国−履正社 桃山学院−阪南大高
実はこの後ライブの予定を入れていた。第1試合が延長PK戦になって40分遅れたため、第2試合を最後まで観られなくなって前半での撤退を決めたのでざっくりと。
桃山学院は引き気味でロングカウンターを狙う。個々の能力でははっきり落ちる。さて、大学の方の阪南大は90年代にプレッシングを取り入れ連動した攻守で関西を席巻した。が10年代以降攻撃にバランスがシフトして戦術は緩くなり、個人能力の高さで勝負するようになった。で、阪南大高だが、頭角を現したときは大学同様プレッシングだった。しかし濱田先生の好みではなく、勝つためにやったらしく、徐々に繋ぐサッカーにシフトした。しかし指導者には好みのスタイルとは別に指導が得意なスタイルというものがあり、それがプレッシングだったようだ。一度プレミアリーグに昇格してまるっきり通用せず、そういうチームはえてして自信喪失して変質するものだが、阪南大高の場合、プレッシング路線から、より個人能力へ、という方向になり、結果として何ら連動していない大学と同じく個人能力で殴る方向にシフトした。
で、今年の場合、目立つのはF碇である。スピードとキレで突破する。たぶんそれだけなら大阪ナンバーワン。プロになれるかどうかは分からない。スピードとキレというタイプは身体能力の物差しが変われば評価も変わる。ユース年代での物差しでずば抜けた選手がプロで活躍する、というものでもない。ただこの試合では圧倒的。先制点も彼が左から右上に叩き込んだ。つまりバランスもなかなか。I弓場はセンターフォワードだが、むしろスペース作りに持ち味がある。たぶん180センチを大きくは超えないんじゃないかな?C弥榮の統率力はなかなか。阪南大高の肝、ボランチG木村の奪還力も素晴らしい。前半は一方的な阪南大高ペースで0−1。ここで帰った。
なお最終スコアは0−1。配信で観る限り阪南大高は前半でばてた。
11月04日(月)
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