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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権奈良県大会準決勝 生駒−法隆寺国際 一条−奈良育英
奈良育英はポゼッション時にキャプテン4番が大きく余ってカバーの態勢を取り、2番が一条1トップ18番をほぼ完ぺきに封じた。それこそ高さも裏を取る動きも完璧に封じた。しかもこの2番は再三大きな展開力を見せる。左センターバックだけに右ハーフ10番に一気に通るサイドチェンジを何度も決める。攻守にわたってチーム1の貢献度だったろう。インサイドの7番と17番はユニットか?17番は下がり目でスペースを埋め、ミスも少なく左右に散らす。7番はトップ下としてサイド、特に左によく現れる。タッチは多少荒いが、彼の運動量が一条をかき回す。10番はスタートでは左だったが、15分過ぎくらいから右に移り、ボールを受けたらレフティで懐が深く、、どうせタメを作って左足に持ち替えて中を狙うんだろう、というのは分かっているのだが、一条はどうすることも出来ず。左足フリーキック、コーナーキックも担当。11番は突破役。スピードを生かして仕掛ける。左サイドバック3番が右利きでフォローはマメだが追い越さないこともあって、囮役にして11番が仕掛けるシーンが目立つ。なお、右サイドバック20番は10番がためを作るのでどんどん上がるし、単独でも仕掛けられる。9番はエース。器用なタイプでもある。9番と15番のどちらかが明確にセンターフォワードとは言えないが、フィニッシャーは9番かな?
20分頃、一条7番の左コーナーにニアで4番が合わせて1−0。セットプレー以外厳しそうな一条としては狙い通りだ。これで徹底的に一条は蹴り始めた。しかし32分、奈良育英ショートカウンター9番が抜け出し、斜め上に決めて1−1。37分、奈良育英9番が右裏に侵入し、一条5番とキーパーがクロスをブロックしようとしてタイミングを外し、クロスにファードフリーの11番がヘッドで1−2と逆転する。
ハーフタイム、一条ベンチは奈良育英7番対策とカウンターのやり方をどう話すかと思っていた。しかし奈良育英はインサイドを6番と18番のユニットに代える。6番がトップ下、18番が下がり目である。一条は9番→19番を左サイドバックに入れて3番を左ハーフ、上手い7番をFW4に上げた。
しかし後半6分、奈良育英11番がペナ内に入ったところを一条6番が倒してしまい(ペナ外の感覚で飛び込んでしまった?)、PKになり、11番自ら決め1−3とする。奈良育英は6番がトップ下でパスの起点になり、思い切ったパスを狙わなくてもいいので、サイドに無理なくはたき、サイドで1対1を再三作る。終了間際にはクロスに18番ボレー。結局1−4で奈良育英が勝利した。
11月03日(日)
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