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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西リーグ最終節 和歌山−ハリマ
さてハリマとしては絶対に勝ちたい和歌山の攻撃心理を突いてカウンターかと思ったが、意外とべた引きじゃない。双方コンディションはいい。走れている。社会人サッカーあるあるとして仕事でコンディションが悪く、走れないということがよくある。和歌山の選手がどういう仕事かはわからないが、少なくとも前日の疲労を引きずっていない。これは大きい。後ろに人数を割き慎重に守りつつ、しっかりつないで攻めにも厚みがある。対するハリマは33の俊足や中盤での大きな展開、ピッチ幅を広く使ったしっかりしたサッカーをしている。こちらも上を目指すチーム。というかいまや関西リーグの多くは上昇志向がある。さて和歌山が右を破りグラウンダーのパスを当てて落としてシュートが決まり先制。絵にかいたような教科書通りのポストシュート。1−0。以降も若干和歌山ペースで試合が進んだ。前半終了。1−0。関西リーグは生配信があるのだが、田辺スポーツパークの電波事情か、同じことを考える人が多いのか、BASARAの会場は繋がらず、ツイッター頼みだが、あちらは前半を終えてスコアレスだった。
このままなら
アルテリーヴォ和歌山 勝ち点32 得失点差25 総得点32
BASARA 勝ち点30 得失点差21 総得点28
こうなるとBASARAは後半大量点を挙げねばならない。一方和歌山としては必勝だから失点だけは避け、丁寧に試合を進める展開である。
さて後半も和歌山が若干ペースを握る。シンプルな勝負ならばなかなかの好ゲームである。しかしBASARAの方が様子がおかしい。あっという間に3ゴール決めたというのである。しかし相手のラランジャも1点返す。が、後半17分にBASARAが4点目。更に後半20分には5−1とした。
このままなら
アルテリーヴォ和歌山 勝ち点32 得失点差25 総得点32
BASARA 勝ち点32 得失点差25 総得点33
得失点差まで並ぶものの、総得点差でBASARAが逆転1位となる。和歌山は攻撃の枚数を増やし総攻撃である。しかしハリマもよく守り、いいカウンターを浴びせる。時間ばかり過ぎていく。BASARAの方はスコアが動かない。BASARAに相手がもし2試合続けて無残な内容で2試合連続で大勝したとしても和歌山にはどうすることもできない。そしてアディショナルタイム。左フリーキックにファーでヘッドが決まり、和歌山2−0ハリマ。場内大興奮。そして場内の多くがもう一方の配信をチェックしようとしただろうが続かない。試合終了。2−0。だが場内喜ばない。数分後、いきなり和歌山がガッツポーズ。優勝を決めたことが分かった。
最終スコアは
アルテリーヴォ和歌山2−0チェントクオーレ・ハリマ
FC BASARA HYOGO6−2AS.Laranja Kyoto
アルテリーヴォ和歌山 勝ち点32 得失点差26 総得点33
BASARA 勝ち点32 得失点差25 総得点34
結局得失点差1の差で和歌山が優勝したのである。それなりに観戦キャリアがあるので劇的ゴールも何度も観ている。シーズンを決める劇的ゴールだって観てきている。だが、何度見ても興奮する。だが混雑を避けてセレモニーは観なかった。高槻から紀伊田辺は遠い。速やかに帰りたい。帰りのタクシーは1360円で済んだ。特急がぎりぎりで、タクシー車内で運転士さんにこの辺りの名物も聞いたが何も買えずにくろしおに飛び乗って帰った。進行方向左手窓際指定。南部付近の千里海岸はオーシャンビューの絶景ポイントだから。
この日は昼抜きで紀伊田辺でも食べ物を買えず、すっかり空腹で帰宅したわけである。
09月21日(日)
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