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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体鳥取県大会準決勝 米子北−米子松陰 境−鳥取城北
   14 細川斗暉   2年 173.65 Jフィールド岡山
    6 湯月哲大  3年 172.69 Jフィールド岡山
   10 山下一圭  3年 170.65 宇治FC
FW 18 妹川将基  3年 173.64 柏レイソルA.A.TOR’82
   15 畑中大河  3年 168.61 SAGAWA SHIGA


キックオフ早々米子北が気迫のファウルで警告。開始から相手を飲みにかかる。あっという間に押し込む。米子北は敵陣に蹴り込んで強度で奪い返すチーム。あとセンターフォワードに当てる。ただこのレベルなら繋ぐこともできる。前線では15番がポスト役。18番がストライカー。10番がチーム随一の技巧派。細かいタッチのドリブルを見せる。11番は切れがある切り返しからタテに抜く。14番は上がり目のボランチ。6番は奪還力が高い。相手ボールをすぐに奪い返し、ロングカウンター狙いの米子松陰に何もさせない。中心選手。右サイドバック4番は頭がよく切り替えが早い。インナーラップできる技術と判断力がある。右センターバック3番も寄せがよく、すぐに奪う。攻勢の米子北だが、チームの中心は後方の6番、4番、3番だと思った。つまり守備のチームだろう。

米子松陰については徐々に飲まれて引いて守るしかなくなった。

20分、米子北、左から繋いで右の11番に渡ったころには4番がインナーラップして追い抜き、4番にわたり持ち上がり、右角度のないところからたたき込む。1−0。22分、またも4番が右を上がり深いところからマイナスのパス、ニアスルーして正面から18番叩き込む。2−0。前半は2−0で終わった。




ハーフタイムに球技場に移動する。が、案外東山公園は広くて動き方を間違えたのもあり、かなり手間取ってしまう。さらに米子北の試合は立ち上がりのファウルでゲームが止まって前半終了時にはキックオフから45分以上経っていた(35分ハーフ)。球技場の時計は動いていないし、おそらく終盤だと思って観ていた。実際にはこちらもキックオフが遅れていて、まだまだ時間があったのだが。前半は境1−2鳥取城北。

境高校は境港市の高校で米子北が台頭するまでは鳥取県トップだった。当時の監督の池田先生はのちに鳥取県協会長になっている。埼玉スタジアムで観戦したこともある。鳥取県は昔から米子を中心とした西部が強かった。境港市も西部だ。対する鳥取城北は新興勢力。昨年は経験者とはいえ、中学では本格的にサッカーをしていなかった選手がレギュラーにいる、という報道もあったが、とにかく、東部の選手を集めている。

高校総体鳥取県大会準決勝
境高校−鳥取城北高校
5月29日 11時 東山公園球技場 曇 天然芝 ピッチ良





十一十番
誰々五番八番九番
誰々七番二番三番
二五

鳥取城北
十番十一
九番八番五番七番
三番四番十九二番
一番


ぱっと見、城北は大阪府ベスト32クラスかな?と思った。大阪府ベスト16はプリンスリーグ関西かそれに準じるレベルにある。城北はプリンスリーグ中国に昇格する可能性はあっても、そこで戦える、残留できる可能性はかなり小さいだろう。止めて蹴るはある程度できるし、守備意識は高い。リードしている終盤だから戻りが早いのか?と思ったが、結構な時間アラートであり続けた。この守備意識は打倒米子北を前提にしているのだろう。対する境は攻め手があまりない。保護者は大勢駆けつけていたが、

一応城北の特徴を。4番は守備のかなめ。フィードがある。踏み込んでの守備など身体が強い。3番は中を上がれる。2番は速い。7番はタテに仕掛ける。9番はキレがあり、強烈な切り返し。10番はチーム1上手い。11番はキャプテンでポスト役。

米子北相手には4番の相方のセンターバックの力量などバックライン全体の守備力や、中盤の潰しの弱さは気になった。全体的に守備意識は高いのだが。

結局1−2で鳥取城北が逃げ切った。




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05月29日(木)
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