ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■プレミアプレーオフ 仙台−京都 東京V−日章学園 札幌−富山(第1試合)岡山学芸館−磐田(第2試合)
東京ヴェルディユース 日章学園高校
GK 1 佐藤翼 GK 1 有薗大樹
DF 5 坂巻悠月 (Cap.) DF 2 野口昊平
DF 6 渡邊大貴 DF 3 吉川昂我
DF 15 坂井倖大 DF 4 藤山真
DF 23 中村宗士朗 DF 13 三田井宏生
MF 8 井上寛都 MF 6 小峠魅藍
MF 14 粕谷晴輝 MF 7 南創太
MF 16 今井健人 MF 8 川越廉斗
FW 7 半場朔人 MF 20 吉崎太珠
FW 11 川村楽人 FW 9 水田祥太朗
FW 13 土屋光 FW 14 高岡伶颯 (Cap.)
控え選手
GK 25 林亮太 GK 17 浜崎元輝
DF 2 小林健 DF 5 宝徳悠誠
DF 4 川口和也 DF 12 外山歩季
MF 18 今井宏亮 MF 11 有働嵩常
MF 21 仲山獅恩 MF 15 荒木龍太
FW 9 山田将弘 MF 24 渡会楓馬
FW 20 寺村智晴 FW 16 三浦心大
監督 藪田光教 監督 原啓太

ヴェルディ
八番十三
十一    七番
十六十四
六番十五五番二三
一番

日章学園
十四九番
十一八番二十七番
十三四番三番二番
一番

前半30分前から前半終了まで観戦。既に2−0。ホットスポットはヴェルディの左、日章学園の右である。力では大きくヴェルディに分があり、一方的にパスを回す中、日章学園はF南が単独で右で仕掛けてクロスを入れるシーンがある。ヴェルディは伝統的なブラジル式の4−2−2−2で、細かいドリブルとパスで一枚一枚剥がしていく。O粕谷とM今井のパス回しは圧巻。そして左のアタッカーJ川村が仕掛けられるしタメを作れる。ヴェルディのエース。2トップは小さいL土屋が上がり目で小柄なリアルストライカー。G井上が下がり目で変化を付ける。発表ポジションだとG井上がMFでL土屋、J川村、F半場の3トップなので意識としては4−3−3でG井上は攻撃的MFなのかもしれないが、観てる範囲内では4−4−2というか、書いた通りボランチ2枚、攻撃的MF2枚に2トップだった。

さて彼には触れなきゃなるまい。この会場は観客が多かったが、その目当ては日章学園M高岡である。卒業即イングランドのサウサンプトン入り。特別指定のJ3テゲバジャーロ宮崎で出ていない彼がイングランドでプロ契約?と思うかもしれないのでちょっと説明を。Jリーグの育成チームはU−18が最後だ。そこから先は大人に交じって戦わねばならない。高岡は小柄ながら身体能力が高くスピードや空中戦にも強いが、いかんせん線が細い。現時点では大人に交じって戦えない。
2年前のU−16代表はアジアを戦っていた。フォワードはセンターフォワードに高校1年生でプロ契約した立派な体格とエリート教育で育てられた道脇(ロアッソ熊本ユース→トップチーム)が軸であるが、相方をどうするか。アジアでは小柄で俊敏な名和田我空(神村学園)がゴールを量産し、道脇よりも1点多く取り、得点王・MVPを獲得して注目を集めた。彼は現時点でJリーグ入りか海外か、進路は未発表だ。で一年後、つまり昨年のU−17代表はワールドカップを戦ったが、その時の道脇の相方が高岡で、やはりゴールを量産して欧州のスカウトの目に留まった。イタリアの代理人に詐欺被害にあったようだが、とにかくイングランドへ。で欧州の場合育成がU−21まで続いていたりする。しかもプロ契約したうえでの話だ。こうなれば育成がU−18までの日本よりもむしろ成長しやすいという話がある。じっさい尚志出身のチェイス・アンリや神村学園出身の福田師王が高卒いきなり欧州というコースを選んでいる。データがないのでどちらの進路が合理的選択なのかは分からない。Jリーグ入りしてプロの生活に慣れてからという方が実績はある。が、彼等先駆者も応援したい。

前置きが長くなった。高岡がトップ脇のポジションから仕掛けて周囲を使い、トップスピードでゴール前に突っ込もうとする。アイディアもある。トリッキーなプレーもある。小柄ながら身体の使い方もいい。スピード、バネ、技術、アイディア、精神力を兼ね備えている。体格がないからイングランドでどうなるかは分からないが、U−21で試合に出て大きく成長してほしい。

さて試合は前半は2−0。ここで会場を後にしたが、最終スコアは2−1。案外、日章学園は持ち直したんだな、という印象。

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12月06日(金)
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