ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権岡山県大会準々決勝 朝日塾−就実 関西−岡山学芸館
十七
十一十番五番八番
二十四番三番二番
一番

岡山学芸館
十番十四
六番七番十一
十八
二番三番二一二二
三十

岡山学芸館はボールを動かして支配したいチーム。ゴールキーパーは長いボールを蹴る。センターバックコンビは体格がなく空中戦で苦戦。しかしビルドアップはできるタイプ。3番はロングフィードも得意。2番は右利きで中を持ちあがる。6番は左カットインが得意。2番との役割分担が必ずしもしっかりしていない。18番はボールサイドに寄りがちだが、ボール奪取能力は高い。11番も右カットインが得意。7番はキャプテン。独特の回転をかけたキックが多彩。セットプレーも蹴る。10番は長身で空中戦が得意だが、下がって受けたがる。それはそれでいいのだが、中盤のパッサーの少ないチームにあって中盤を手伝っている感がある。14番はセンターフォワード。やはり空中戦が強い。中盤4枚が必ずしもボールを動かせず、奪還能力やハードワーク重視で、狙ったスタイルが実践できなかったのでは?パスの起点は7番と10番だが、チーム全体で動かしたかった。
関西は徹底してロングボール。キャプテン2番はロングスローも得意。前線の7番17番が岡山学芸館の空中戦で優勢なだけに相性が最高である。しかも前半は風上で、徹底して放り込む。技術で劣るチームにあってやれることを理解して割り切っている。何度かチャンスもつかんでいる。中盤も激しく潰す。「戦う」ことはしっかりできている。前半は関西の流れで終了。

さてハーフタイムで14番→16番が右ハーフに。11番が左ハーフに回り6番がトップに。6番は裏に飛び出したい。というか岡山学芸館の前半は飛び出す選手がいなかった。さらに後半13分、6番→9番。一目でたくましいセンターフォワード。スタメンの10番や14番は必ずしもパワフルではなく、ポストプレーが生きなかったが、9番はパワフル。温存していた?流れが変わり、21分、裏に仕掛けてたぶん9番が決めて岡山学芸館先制。終了間際、2番から10番に出し、9番力強いポストで落とし、10番ワントラップ右上隅で0−2。ATには3点目が入り、結局0−3で岡山学芸館が勝った。

9番の投入が流れを変えた。なるほど、前線のタレントには問題ないらしい。しかしどうやってボールを動かすか?関西だから回せて体力を削れたが、プリンスリーグ優勝チームとしては正直言って物足りない。プレミアプレーオフは苦戦するのではないだろうか?18番は動かせないし、サイドハーフは中に入りたがり、幅を作れない。クロスも入らない。この評はプリンスリーグ優勝校、あるいは全国制覇を狙う高校としてのものなので辛めだが、前半の苦戦はなかなか厳しかった。

10月23日(水)
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