ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■佐賀国体(国スポ)少年男子1回戦 愛知県−長崎県
12 立石珠子(ジュネ)183 雲仙市立瑞穂中出身
15 竹嶋優 174 長崎総合科学大附属高校 FC佐伯S−P lay MINAMI出身
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愛知県
九番
十一十番七番
八番六番
三番五番四番二番
長崎県
十一
八番
七番十番十三十四
三番五番四番二番
試合は若干愛知県が支配する。センターバックコンビがよい。C成瀬は追加招集された選手だよね?スタメンで出ているし、フィードがいい。D大澤は左足セットプレーも担当。近年都会のJユースのセンターバックは以前にもまして怪物ぞろいである。Jユース黎明期はでかくて上手いセンターバックが高校生年代に誕生した。が今は正確なフィードやスピードは当たり前で、運べるセンターバックが今のJユースのトレンドである。愛知県のセンターバックコンビは成長期で185センチくらいになれば将来が有望だ。E神谷は下がり目のボランチでビルドアップに貢献。キャプテンだが、愛知県は全体的に声が出ているようだ。G中條は運べるボランチ。J白男川(シラオガワ レクト)はまれに見る苗字で職人的な左足クロッサー。I恒吉はどんどんアイディアを出す。身体も強い。H杉本は高体連の選手で裏抜けの感覚があるが、返して言えばそれだけで、彼のところで流れが止まる。シュートまで行けない。グランパスの選手と感覚がずれてしまっていて、一概にレベル差とは言えないが、才能を発揮できていない印象。
守勢ながらしっかり耐えて逆襲できている長崎県。D木立は大柄で守備力が高い。相手のトップが大柄ではなく空中戦に勝つのは当然として地上戦でも相手がスペースを突きたいタイプとみて走らせない老獪?な守備を見せる。セレッソユースに昇格できなかったんだよね?ずば抜けているかは何とも言えないが基本はしっかりしている。C田中はミスが散見される。彼はJユース育ちのエリートのはずだが。ただミスをリカバーするだけの能力の高さはある。このセンターバックコンビは愛知県の攻撃を跳ね返し続けた。I岩永のセンスは素晴らしい。足の長いスルーパスがある。もちろん古典的な司令塔などではない。タフに走り中盤で攻守に貢献し、サイドに振り、囮にもなる。J村田は抜け出し方がよい。愛知県の杉本との差は彼はシュートに持っていけるということだ。村田はエリート教育が生み出した逸材だ。才能を理論的に育ててもらっている。基本的に長崎県は岩永から村田への決定的パスが期待できるチームだが、愛知県の守備もなかなかだ。
さて試合は一進一退のまま終了間際で長崎県がI岩永の左コーナーにC田中がヘッドで合わせて0−1で勝利した。
冒頭で国体は都会優位と書いたし、このゲームもフィジカルで愛知県優位だったが、きっちり育てられた選手で秩序的に長崎県が抵抗していい勝負になった。
09月21日(土)
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