ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体京都府大会決勝 東山−大谷
後半も大谷の流れで進む。しかし決定力がない、というかチャンスを外しているというよりその手前で防がれ、東山守備陣の個人能力の高さの前に大谷アタッカーは最後の打開ができない。そして後半アディショナルタイム、東山の左コーナーを防ぎ、大谷キーパーが持った時、東山10番がゴールの中に潜み、観客が多く、しかも東山サイドのため声もかき消され、危ないシーンで、手拍子でキーパーが足元に落としビルドアップしようとしたところで東山10番が背後からダッシュして奪い、そのままゴールに流し込んだ。大活躍の大谷キーパーには酷だが、不用意だった。東山は狙い通り。そして1分後にタイムアップ。1−0で東山が優勝して全国へ。
東山には済まないが、大谷びいきで観ていた。判官びいき?それもあるが、とにかくスローな大谷のサッカーに全国の高校サッカーファンに気付いてほしかった。東山のほうが強いのは確かだ。全国制覇を狙えて理想も高く魅力的だ。しかし京都府一部リーグで観てから大谷の理想も応援したかった。
大谷の保護者は「卑怯者」などと話していた。サッカー会場は鉄火場だ。あらゆる感情が交錯する場だ。しかしサッカーは真正面からゴールをこじ開ける競技ではない。相手の隙をついてゴールを盗む競技だ。大谷は大きな隙を見せてしまった。選手権に向けて頑張るしかない。
06月09日(日)
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