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サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラブユース選手権北信越大会準決勝 新潟−富山 松本−長野
対する今季好調のカターレ富山は一般的にはテクニカルなチームという評だが、なかなか逞しい。やはりビルドアップできるチーム。キーパーはキックがしっかりしている。右センターバック5番は高さは足りないが胸板が厚くパワフルでミドルパスが正確だ。左センターバック16番は高い。5番ほどではないがフィードもある。下級生としたらかなり有望。右サイドバック2番は5番と連動してドリブルを封じる。チームの中で自分を生かす戦術眼が素晴らしい。いかにもJユースのサイドバックだ。左サイドバック8番はタテ突破をほぼ封じた。6番は視野が広い。ミスが少ないし正確に繋げる。そしてベンチからの指示か分からなかったが、新潟の攻勢が続くとバックライン近くに下がり、富山が回す時間を作った。7番は仕掛けられる選手で6番よりも攻撃的。そしていい位置にいてボールに絡むことが多い。13番はスタート時はトップだったが猫だましで実は右ハーフ。2番をフォロー役に自ら仕掛けることが多い。11番はタフだ。攻守に走り回る。9番は正確に収める。身体はないがきっちり教えられている。ただ個では打開できなかった。リアルストライカーかな?10番はトップ脇タイプ。高川諒希と思われる。運べるしパスも正確だ。ただ飛び出す動きは少なかった。なるほど、プリンス首位なだけはある。チームとしてよくまとまっている。個性がかみ合っている。
ゲームは開始早々、左パスにニア寄り19が突っ込み決めて新潟が先制。前半は新潟がリードして終了。後半はピッチ移動したが新潟が2−1で勝ち全国に進んだ。
立ち上がりから支配にかかる新潟と、それに対しただ引くのではなく、自陣で回して支配しにかかる富山とポゼッションチーム同士の駆け引きが楽しかった。富山のサッカーファンはこういうゲームを観れば楽しいと思う。今の高校生はこういうレベルにまで達しているのです。富山第一高校が全国制覇した時も別に勢いに乗って優勝したというより、純粋に力で押した感じだったが、今のカターレ富山は当時の富山第一を超えているのです。プリンスリーグは無料で観られるし、プロはお金がかかるから、というひとにはお勧めできます。
クラブユース選手権北信越大会準決勝
松本山雅−長野パルセイロ
6月1日 10時半 フットボールセンター富山山側ピッチ 晴 人工芝
松本山雅
十三九番
十番
八番七番六番十四
四番三番五番
十二
長野パルセイロ
十一九番
七番十八十七誰々
六番二番四番誰々
誰々
長野はオレンジに白の番号という判別困難系だが、パンツの番号は分かりやすかった。ただ逆サイドの右サイドバックと右サイドハーフは分からず。今は双眼鏡を観戦に持って行っていません。キーパーはうっかり未確認。よくあることですが。
前半は1−1。
双方バチバチに戦う。激しいデュエルが続く。それを支えているのは若くて優秀なレフェリーだ。昔はユースは高体連と比べると審判の能力が厳しかったが、今はむしろユースのゲームを吹く主審こそが優秀だ。この大会は北信越協会からの派遣かもしれないが。判定は正確でしかも人間的にもしっかりしていて高校生相手に上手くコントロールできている。
松本山雅はプリンスリーグ2部。3−5−2で3バックはゾーンなのだが、カバーが怪しくボールサイドに寄りがち。高さもたりないか。4番は坊主頭のファイター。6番はタフで身体の入れ方が素晴らしい。戦う松本山雅の象徴だ。7番は展開力が素晴らしい。キープもできる。キレもある。14番もサイドのバトルを戦い続ける。8番はスピードがある。10番は突っ込んでいく迫力があり、うまさを見せるというより戦うテクニシャン。9番は長身センターフォワード。身体を張り続ける。前線で戦うポストプレーヤー。
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06月01日(土)
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