ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権岡山大会準決勝 作陽−玉野光南 岡山学芸館−創志学園
G川上が作り直そうとするが、玉野光南のインサイドの守備が強力で絡めとられてF平松が大きく展開、快速のJ寺尾を走らせる。そして引き気味からI野口が飛び出そうとするがクロスに行けない。あまりの安全第一でシュートもない。玉野光南はセットプレーをF平松が担当するが、少ないセットプレーは作陽に読まれている。イライラした作陽ベンチが主審に文句を言うが、特に問題のある主審でもないし、主審から注意を受けることになる。そもそも作陽ベンチは試合開始からオーバーコーチングと主審への文句でうるさかった。23分、作陽、右コーナーB岸本の左足にニアでR杉本の頭に合うがわずかに上に外れる。36分、作陽G川上がやや左からロングシュート、これは右に外れる。39分にはB岸本の右フリーキック、枠内に飛んで逸らせば、という形だったがGK@柚木パンチ。結局前半は0−0。セットプレー以外は点の入りにくい渋いゲームだった。しかし駆け引きがあって面白かった。Twitterではシブ知と書いたくらいだ。渋いけど知的な駆け引きのあるゲーム。

ハーフタイム、作陽R杉本→L横尾蒼人(3年、175、FCバイエルン常石(ママ))。そのまま1トップ。後半に入り玉野光南の中心選手F平松がタテに入れるパスと大きな展開を使い分け、ややペースを握る。そしてファウルを受けクイックリスタートからJ寺尾が飛び出し、わずかにオフサイドになるなど、左のH高橋も含めサイドが活きてくる。51分(後半11分)、作陽J林田→M竹村翼(3年、170、AZUL滋賀)を右ハーフに入れ、何らかの策を打ったはずだが、同時に玉野光南もH高橋、R西本→D武下佳樹(2年、167、宇野中)、S岸本大雅(2年、169、アヴァンサールFC)を投入、5バックの1トップに布陣を変える。↓の通り。

−−−−−岸本−−−−− −−−−−−−−−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
野口−平松−−西本−寺尾 −−−−−−−−−−−−
木下−武下坂本水野−川尻 −−−−−−−−−−−−
−−−−−柚木−−−−− −−−−−−−−−−−−

岸本は快速で裏狙い。そしてR西本が意外なスルーパスセンスを見せる。そして62分、玉野光南J寺尾がスピードで持ち出しスルーパス、S岸本がスピードで抜け、飛び出した作陽ゴールキーパー@沖本を右に外し体勢を立て直し角度のないところから右クロスにファーに飛び込んだI野口が右足ボレーで合わせて0−1。作陽はH吉澤→N清水来隆(3年、170、イルソーレ小野)を投入するが、サイドのスペースをきっちり埋めてガチガチに守る玉野光南の前に中でも外でもフリーで受けられず、G川上にも厳しいマークが行き、ロングフィードは撃墜され、手がなくなってしまう。更に74分、玉野光南右50度30メートルフリーキックF平松が狙いと見せかけ右裏に走るI野口に出しシュートはワンタッチ、左に逸れる。その左コーナー、中で競ってA川尻が折り返し左ポスト近くでまたもI野口の右足ボレー、0−2とする。その後玉野光南はよく走ったJ寺尾を下げ、作陽に後半はシュートを1本も許さず逃げ切った。完全に策にはめたゲームだった。

パーソン・オブ・ザ・マッチは普通快速でかき回したS岸本か2得点のI野口が挙がるのだろうが、私なら80分間を通して攻守に効いていたF平松を選びたい。玉野光南に無難なゲーム運びをさせたのはミスの少ない彼のおかげだ。またセンターバックC水野も試合を通して作陽センターフォワード陣を完封し、勝利に大きく貢献した。




高校選手権岡山大会準決勝
岡山学芸館高校−創志学園高校
10月29日 津山陸 13時30分 ピッチ良 晴



岡山学芸館        創志学園
−−−浦山−−須賀A−− −−−近藤A−遠藤A−−
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宗川A野町−−山田−大山 濱田A田淵A−カギ?塚崎@
谷本−−堀−−森井−仲程 吉田A岩田@−相澤A中塚A
−−−−−國本−−−−− −−−−−坪井A−−−−



岡山学芸館 監督:高原良明
GK  1 國本希来  3年 175 イルソーレ小野

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10月29日(火)
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