ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4380884hit]

■京都府高校新人戦女男決勝 京都精華−向陽 京都橘−桂
向陽もシンプルに繋ぐ技術はあったが運べなかった。相手を見ながら逆を取る動きはできず、守ってタテ一本の感はぬぐえなかった。大抵の相手ならデュエルで潰せるのだろうが、京都精華はドリブルで運べるから。判断ミスによる失点が無ければロースコア勝負に持ち込めたのだろうが。とは言え点差ほど力の差はない。向陽も決定機を奪えていた。あとは決めることだ。京都精華はバックラインが裏を取られるのが気になる。攻撃力は間違いなく高い。が、今や必ず京都で優勝できるとは限らないし、守備の不安定さを何とかしないとあわや、ということは起こりうる。



京都高校新人戦男子決勝
京都橘高校−桂高校
2月23日 13時30分 西京極陸 ピッチ良 晴



京都橘          桂
−−−−−西野−−−−− −−−−−甲元−−−−−
−−−佐藤−−梅村−−− −−−−−澤井−−−−−
高木−松浦−−志知−田中 佐野−大上−−藤川−文字
−−渋谷−金沢−藤橋−− 東本−松浦−−外村−吉野
−−−−−前田−−−−− −−−−−足立−−−−−



GK 84 前田宙壮
DF 43 藤橋怜士
   82 金沢一矢
   48 渋谷勇希
MF 30 田中慶吾
   38 志知遼大
   71 松浦
   47 高木大揮
   40 佐藤陽太
   31 梅村
FW 77 西野太陽


GK  1 足立
DF 17 東本
    4 松浦
    8 外村
    5 吉野
MF 16 藤川
    7 大上
   11 佐野
   19 文字
FW  9 甲元
   10 澤井



京都橘はミシャ式の3−4−2−1。アウトサイドは徹底的に外で受けタテに仕掛ける。分かっていてもスピードがあるので止まらない。これに対し桂は両サイドハーフも引いて6バック気味でアウトサイドを無理やりふたをする。そこで京都橘はストッパーも上がってくる。桂の狙いもそこにあるが、京都橘も巧みにリスク管理している。しかし31分、桂はI澤井が右シュート、バーを叩く。京都橘は77西野がパワー勝ちしているので中でも外でも優位ではある。前半0−0。

後半も京都橘が回し続ける。㊼高木の正確な左足は脅威だ。桂もHも甲元は前で守備しながらカウンターへの動き出しが良い。そして桂は圧倒的に守勢ながら守備のバランスがいいので足を攣ったりしない。しかし後半31分、京都橘㉚田中の右クロスに㊵田中走り込んでボレーを決めて1−0。結局京都橘が優勝した。

毎年戦術的に様々な工夫を見せる京都橘だが、意識しているのはポジショナルプレーである。新チームはかなり強い。全国制覇も十分射程圏内だろう。京都橘からすると桂はただ守っていただけに思えるかもしれないが、守備のバランスのとり方は見事だった。準優勝するだけはあった。

02月23日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る