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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンス関西参入戦 東山−綾羽 大阪学院−滝二 近大和歌山−一条
立ち上がりからカウンターの大阪学院とポゼッションの滝二と対照的なチーム対決となる。チーム力自体は全くの互角。こういう勝負ではレベルの高い大阪でもまれている大阪学院有利な場合もあれば、経験豊富な名門・滝二有利な場合もある。大阪学院は7番がカウンターの軸で素晴らしいドリブラー。10番は華麗な切り返しがあり、9番はセットプレーも担当する正確なキックがある。両サイドはスペースを埋めつついい上がりを見せる。センターバックも堅い。そしてGKは長身で身体能力も前に出る判断もいい。対する滝二は7番が頑張り屋でフォアチェックをこなしつつ動き回って受ける。8番はいいキープで起点になる。19番はいい左足を持っている。両サイドハーフは高めのポジションを取り、大阪学院を押し下げつつ、中にも現れ、サイドバックの上がりを促す。23分、大阪学院が右寄りからの攻めのこぼれを6番正面から27mミドルを左サイドネットに叩き込む。以降大阪学院がカウンターを見せるも、ドリブルで奪ったFKのキッカーがいない。7番の左70度22mFKは弱くGK正面。滝二も35分、9番の左クロスにファーからたぶん23番が飛び込み、ヘッドで1−1に追いつく。
後半も展開は同じ。カウンターから大阪学院は正面20mFKを得て、今度は8番が左足で狙うも壁に当たる。滝二のキッカー10番は精度があるが、いい位置ではFKをもらえない。双方警告をもらう激しい攻防の末にゴールシーンは生まれず延長なしで即PK戦へ。この直前に滝二は控えGKがアップしていてPK戦用の交代か?と思ったが結局交代せず。
PK戦もどっちともいえない。つまり一般的には百戦錬磨の滝二が有利だが、大阪学院のGKは能力が高いからだ。滝二は控えGKがアップしていたということは、生GKはPK戦に自信がないのかもしれないし。

大阪学院:7番、失敗。コース甘い。セーブ。
滝二:10番、成功。逆を突いて右。
大阪学院:10番、成功。逆を突いて右。
滝二:8番、成功。逆を突いて左。
大阪学院:3番、成功。逆を突いて右。
滝二:14番、成功。左足で右上。
大阪学院:11番、成功。右上。
滝二:13番、失敗。左ポストを叩く。
大阪学院:9番、成功。左隅。
滝二:17番、成功。逆を突いて左。

ここからサドンデス。

大阪学院:8番、成功。逆を突いて左。
滝二:3番、成功。逆を突いて右。
大阪学院:6番、成功。逆を突いて左。
滝二:19番、成功。左。
大阪学院:15番、失敗。コース甘くセーブ。
滝二:4番、成功。左隅。

PK戦の結果、滝二が来季のプリンス昇格を決めた。大阪学院のPK失敗はいずれもプレッシャーに負けたかのようにコースが甘かった。逆に滝二は全員いいキックだった。GKもなかなか止められまい。失敗したキックも良かった。結局経験の差が出たのかな?と。



プリンス関西参入戦
近大和歌山高校−一条高校
10月7日 14時30分 堺S8 人工芝 曇

近大和歌山        一条
−−−十一−−九番−−− −−−十番−−十一−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
八番−十番−−六番−十七 十七−七番−−八番−九番
五番−三番−−四番−七番 二番−三番−−四番−五番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
双方背番号から言って真っ向勝負のベストメンバーというか、奇策はなしかな?奈良県リーグを独走優勝した一条はスカウティングした結果、特に奇策は必要なしと踏んだのかも。ただしここのところ試していた4−3−3のポゼッションを捨て、以前の4−4−2のプレッシングスタイルに戻したのは原点回帰か、後退か。


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10月07日(土)
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