ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■合わせる場所に行けるでしょうか
毎春、
毎秋と。

季節の変わり目に、
自身の起源を納める場所に立ち。


手を合わせる。



唯、
其れだけの振る舞いに。

人は、
多くの想いを委ね過ぎだろうか。





墓参り。





親に、
大人に、
育つ前に逝った父との会話に。

俺は、
委ね過ぎて居るのだろうけれど。














存命の親より前に、
鬼籍の親に会う事を。

あの子は殊更気に掛け。




 「お袋に挨拶する前に行く事。」
 「結構気にしてるんだ。」

 「あら。」
 「良く御礼を言って頂戴な。」




方や。

気にする様な人では無いと、
あの子に、
やんわり伝えながら。


一方で。

母親相手に、
恐る恐る口火を切った。






























 「水。」
 「上からはかけないでね。」

 「そうなん?」
 「駄目なん?」


頭が濡れる事を極端に嫌がった、
父の話を。

あの子に、
伝えながら。















本当は。



何時か、
元彼の墓の前で。

並んで、
掌を合わせられる事を。







希う。





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References
 Aug.03 2015, 「観に行く場所では無いですか」
 Apr.21 2012, 「未だ進めぬ日付でしょうか」
 Sep.21 2011, 「照らせる深さでしょうか」






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09月21日(土)
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