ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■話せる環境を得たのでは無いですか
自身に植わる棘や、
自身に巣喰う穴を。
宥め、
賺し、
御して進む事は。
歩み来た路の、
証に他ならないけれど。
時に其れは。
自身の範疇を超えて、
自らを喰らう。
自身の与り知らぬ、
威を借りて。
納得と。
感情と。
責任と。
其んな物は。
決して、
同じ方を向きはしないのだから。
「私にも子供はおる。」
「奪われたけれど。」
「消化し切れてないんよ。」
幼き刻の内に、
無理矢理引き剥がされた、
あの子の娘。
此の世に、
生を得る事の無かった、
俺とあの子との娘。
そして、
今日も父に願いの文を寄越す、
俺の娘。
三者三様で在る事が、
至極当然で。
俺自身の娘への在り様と其の責任も、
至極当然で。
其れでも。
其の存在は、
あの子を刺し続けて了う。
正直に、
言の葉を吐き出してくれる、
其れだけでも。
未だ、
増しなのだろうか。
傍に寄り添う事に、
精一杯で。
大事な話を。
多くは、
交わさずに来て了ったね。
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References
Jun.21 2017, 「何れにしてもの期限でしょうか」
May.26 2016, 「今日も残らぬ日付でしょうか」
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07月08日(日)
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