ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■不可思議なのは何れでしょうか
其れが、
人知の及ばぬ事で。

其れが、
突飛で在る事は。


否定出来ないのだけれど。





他方で。

其れが、
想像の範疇を逸脱するかと問えば。


然程、
特異な事柄では無くて。

意外に、
自然な成り行きなのかも知れないのだ。












其れよりも。




想像も、
説明も付かず。

人知も、
理解も超え。

突飛で、
不審な、
其の存在こそ。


不可思議に他ならない。















珈琲を飲みながら。


 「不思議じゃないと?」


ふと、
あの子は言の葉を零すけれど。















 「不思議じゃないと?」

 「何が?」

 「二十年近く経ってさ。」

 「こうやって一緒に居る事?」

 「そう。」

 「そうか?」













俺にとって不可思議なのは、
今の刻では無くて。







残り数ヶ月と告げられ、
何度も、
何度も、
川を渡り掛けた上で。

今、
平然と眼前に在る其の、
身体なんだよ。





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References
 Sep.18 2012, 「見て居なかったのだと斬り付けるのですか」
 Dec.24 2017, 「聖夜の贈り物は本物でしょうか」






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03月28日(水)
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