ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■安易に信用して良いのでしょうか
何も知らされぬ儘、
総てを信じ続ける胆力も、
保持し続ける耐力も。
そして、
其の馬鹿さ加減も。
桁違いに、
大きく、
脆い故に。
唯、
愚直に待ち続ける、
振る舞いは。
滑稽に映り。
眼前に、
一度も視得ぬ存在を、
恃む姿は。
極めて、
危うく映る。
其れが、
大多数の感覚では無いのだろうか。
恐らくは。
支える側への心配を、
誘発する程に。
其の頑なな外殻を、
突き通して了ったのだろう。
あの子の傍で。
其の身体を、
支え見続けて来た存在は。
「どんな人なのかとか。」
「色々聞かれたけれどね。」
「一度も見舞いに来ない雄は。」
「信用為らんわな。」
「そう言う事じゃ無いみたいよ。」
飛び込む先の、
其の、
雄の素性を。
然程、
警戒する訳でも無く。
「一度も見舞いに来ない雄は。」
「信用為らんわな。」
「そう言う事じゃ無いみたいよ。」
「そうなの?」
「見舞いに来ないのは色々な私の理由だから。」
「小坊主ちゃんが可哀想って思われてたよ。」
「俺可哀想なの?」
寧ろ。
珍種を面白がるかの様に、
同情を零した。
あの子が、
殻の外で闘える様に。
内側の漏れ出す場所で、
在り続けたなら。
充分報われて居るけれど。
可哀想を、
先に想う連中ばかりで。
大丈夫かな。
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References
Dec.25 2017, 「信じたい故の予防線でしょうか」
Dec.24 2017, 「聖夜の贈り物は本物でしょうか」
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01月30日(火)
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