ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■聖夜の贈り物は本物でしょうか
疑った事は無いのか。

そう、
問われれば。


一度も無いと応える程、
想いは、
白くも無く。




諦めた事は無いのか。

そう、
問われれば。


少なくとも。

半年以上も言の葉の返らぬ日々は、
充分に、
其の想いを抱かせる。




増して。

諦めろと言われた程だ。

















其れ故に。

余計に、
其の言の葉を信じる事に、
壁を感ずるのか。


其れとも。

戸惑いが為せる、
悪戯なのか。



幾度反芻しても、
半分の疑いを消せぬ儘に、
時が過ぎる。























聖夜。

唐突に震えた其の、
画面から。


 「メール出来たんだけど、今日まで待ってみた。」
 「心配してただろうけど、ごめんね。」
 「プレゼントになれば良いかな?って。」


あの子の文字が躍り。





相も変わらず。

此の刃を受けてみろと、
言わんばかりに。


 「えとね?」
 「退院したら、そっちに行きたいんだけど。」
 「小坊主ちゃんは、受け入れてくれるかな?」


唐突な、
言の葉を振り翳した。























聖夜の奇跡なんて。

別段、
信じても居なかったけれど。



 「そう言うサプライズは狡いよ。」


一言返すのが、
精一杯に為って了うんだね。






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12月24日(日)
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