ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■捨て去る意志こそ想いでしょうか
過酷な環境に、
其の身を置く故に。
他に向かう意識を、
削りに削って。
自身の総てを、
其処に向けねば為らないから。
例え、
僅かで在っても。
自身の想いが遺る可能性を、
排除出来ぬ要素は。
総て、
捨て去って置きたいのだ。
けれども。
其れは、
向かう自身の周囲から、
総てを奪う事と。
同義だから。
自身の生を、
一つ残らず摘み去る事と。
何ら変わりない。
何も、
生えぬ土地より。
例え、
雑草に埋もれたとしても。
例え、
僅かな彩だとしても。
蒲公英の咲いて居る荒れ地の方が、
糧に為らぬだろうか。
「そういえば。」
「彼女出来た?」
あの子は。
今日も、
其の総てを引き剥がそうと。
無理矢理に呟いた。
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References
May.24 2016, 「愚図な想いも力でしょうか」
Mar.07 2016, 「待って居るしか無いのでしょうか」
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09月23日(金)
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