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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■敵う言の葉が在るのでしょうか
幾千幾万の言の葉に宿した、
想いですら。
僅か一語の重みに、
敵わぬ刻が在るのだけれど。
幾多の言の葉を希いながら、
僅か一語ですら儘ならぬ想いの、
其の重みは。
如何程だろうか。
繰り返し、
繰り返し、
脳裏で木霊する其の、
七文字に。
少しでも敵う様にと。
幾度も、
幾文字でも、
言の葉を返す。
所詮、
敵わぬ想いと知りながら。
「かんせんしよう」
あの子は、
必死に一語を搾り出した。
痛みも。
辛さも。
高熱も。
乾きも。
救いも。
憤りも。
憂いも。
悔いも。
恨みも。
唯七文字を吐き出すだけ、
精一杯で居る事も。
小文字に変える力すら、
惜しい事も。
其の総てに、
想いを寄り添わせて居ると。
僅かでも、
伝わってくれと希う。
意識すら、
無いかも知れないから。
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References
Mar.27 2016, 「命を否定する懇願を是認出来ますか」
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04月25日(月)
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