ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■命を否定する懇願を是認出来ますか
其の両者は、
決して、
並存出来ぬ事では無い筈なのに。


一つ、
一つ、
個々に向き合うと。

矛盾に、
苛まれる。






尊く、
厳かな其の生を。

保ち、
全うする事と。



望む自由を、
叶え。

想う幸を、
優先する事と。




其の何方が。

真に、
正しい路なのだろうか。


















日々の質を希う事は。

時に、
命の存在を否定して了う。







あの子は、
総てを理解した上で。



 「小坊主ちゃんも医者と同じ事言う。」
 「教科書みたい。」



非難と諦めを、
ごちゃ混ぜにして。

行き所の無い拳を、
吐き放った。


























 「退院したいって想う事は。」
 「そんなに贅沢なのかな。」

 「贅沢だとは想わないよ。」
 「でも其れは難しいよ。」



















無機質な其の部屋に居続ける、
其の苦痛は。

理解出来るけれど。




でも。



あの子が横たわる、
透明な樹脂で覆われた場所の、
其の意味も。

無視出来ない程、
重いんだ。








御免ね。





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References
 Feb.12 2016, 「望まぬ目先を謀るのですか」
 Jan.03 2016, 「愛は死に至らしめる事でしょうか」






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03月27日(日)
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