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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■年を越せたのでしょうか
想う、
其の回数は。
幾度も死線を彷徨い、
幾度も踏み留まった、
其の証で。
意志と意地の強さを、
物語るけれど。
本当は。
一方の意気地の無さを、
反映して。
幾度も、
幾度も。
心の据え様を、
問われて居るのかも知れない。
何度目の覚悟だろうか。
走る、
其の鋭い痛みなど。
あの子の苦痛と比べる迄も無く、
薄っぺらいけれど。
日付の替わり目に投じた、
新年の挨拶は。
宛先不明で弾かれ。
そして。
数分後に。
「明けましておめでとう。」
あの子の、
予め書かれて居た挨拶が。
予約送信で、
届いた。
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生が喜ばしい事なのか。
儘ならぬ生なら死の方が増しなのか。
十分過ぎる程、
直向きに向き合い続ける姿の是非は。
何を物差しに計られるべきか。
本年も宜しくお付き合い下さい。
小坊主
01月01日(金)
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