ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■年を越せたのでしょうか
想う、
其の回数は。


幾度も死線を彷徨い、
幾度も踏み留まった、
其の証で。

意志と意地の強さを、
物語るけれど。




本当は。




一方の意気地の無さを、
反映して。


幾度も、
幾度も。

心の据え様を、
問われて居るのかも知れない。













何度目の覚悟だろうか。






走る、
其の鋭い痛みなど。

あの子の苦痛と比べる迄も無く、
薄っぺらいけれど。





















日付の替わり目に投じた、
新年の挨拶は。

宛先不明で弾かれ。






そして。

数分後に。









 「明けましておめでとう。」


あの子の、
予め書かれて居た挨拶が。

予約送信で、
届いた。






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>> postscript

生が喜ばしい事なのか。
儘ならぬ生なら死の方が増しなのか。

十分過ぎる程、
直向きに向き合い続ける姿の是非は。
何を物差しに計られるべきか。


本年も宜しくお付き合い下さい。

小坊主
01月01日(金)
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