ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[156722hit]
■記憶の偽装が役立つでしょうか
言の葉は。
飽く迄、
意味を含有する特定の形に、
過ぎないけれど。
其処に、
想いが宿る事で。
其の形の顕す以上の、
意味を得る。
其れ故に。
形式的に、
便宜的に、
交わされる言の葉に。
然程、
力は無い筈なのに。
ふと。
其れが、
あの子の振る舞いの様に、
想えて了うのだ。
恰も、
普段の遣り取りの様に。
「おはよう(晴)」
「こんな感じ?」
別の存在は。
今朝も、
あの子を真似て寄越し。
其の滑稽さに。
朝から、
笑いが込み上げる。
「何も履歴が無いと。」
「戻った時にあの子が寂しがるだろうから。」
「うん。」
「あんたと普段通りにメールするよ。」
「分かった。」
別の存在が演じる、
あの子は。
決して、
似てやしないのだけれど。
其の、
変な優しさと。
其の、
妙な生真面目さは。
あの子と。
何ら変わらないね。
----------
References
Jun.27 2015, 「想う相手は一人でしょうか」
Jun.26 2015, 「誰の為の同時でしょうか」
Fed.22 2015, 「私は誰でしょうか」
Feb.27 2015, 「今の私は何方でしょうか」
↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)
06月28日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る