ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[156724hit]

■誰の為の同時でしょうか
刹那の偶然が、
幾重にか、
重なり逢う事で。

飛躍的に、
想いが結わえられる刻が、
在るのだけれど。



飽く迄。


其れは、
互いの想いの範疇に在る物で。

他者の介在を、
決して、
許す事は無い。




其れ故に。




仮初めにも。

他者との間に於いて共鳴した、
其の現実が。



殊更、
奇異で。

殊更、
想いを揺らして了うのだろうか。













或いは。



望む望まぬの如何に因らず。

決して、
其処から逃れる術など無い事を、
暗示するのかも知れない。




















事在る毎に。


 「また同時だね。」

 「不思議なもんだよね。」

 「其れだけうちら縁が在るんよ。」

 「そうなのかな。」


時を揃えて行き交った、
あの子との電信は。








 「此の身体要らないってさ。」
 「あはははは。」

 「こんな時迄。」
 「同時じゃなくて良いのに。」


もう一人との間に於いても。

同様に、
成立して了う。






















不思議そうに。











 「あたしに代わっても。」
 「メールのタイミングは一緒なんだ。」
 「あんた達の繋がりにはびっくりだ。」


其の存在は。

俺に、
問い掛けて来るけれど。

















でも。

今。



俺とあの子には、
言の葉を繋ぐ術が無いよね。





----------
References
 Mar.09 2015, 「舌舐めずりして狙って居ますか」






↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)
06月26日(金)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る