ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■想いを断てと言うのでしょうか
恐らくは。

残りの時間は、
そう多くは無くて。


恐らくは。

決意と覚悟とを伴う、
其の旅だから。



想いの遺らぬ様にと。

一つ、
一つ、
叶えて歩むのだけれど。










其れが。

決して望んでは為らぬ終の刻を、
前提とする事に。


気付いて。

触れずに、
進んで居るから。




叶わぬと知らされた、
其の瞬間に。

想いの在処を見失う。


お互いに。





















 「お腹痛くて動けなかった動物園でしょ?」
 「並んで歩けなかった鎌倉でしょ?」
 「海も見るでしょ?」
 「御茶ノ水ももう一回行きたいでしょ?」
 「誕生日のケーキもだ。」


 「全部入れる気?」
 「体力的にも厳しくない?」












一つでも多く。

一つでも長く。


其の想いは。

今の二人には、
大き過ぎたのだろうか。


或いは。

欲をかくなと言う、
戒めか。




其れとも。

俺への報いか。



















 「来ちゃ行けなかったのかも。」
 「鎌倉に。」











希う事でしか。

互いを支えて歩む事は、
出来ないのにね。





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References
 Jan.20 2015, 「燃料は足りて居るのでしょうか」
 Apr.20 2013, 「初めて繋がった日に為るのでしょうか」






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06月22日(月)
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