ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■役目を終えたと鳴くでしょうか
永き流れの内には、
無数の、
区切りが在って。
開幕と、
終幕とを。
幾度も、
幾重にも、
繰り返し重ねるのだから。
例え極自然に、
其の一つが通過しても。
然程、
奇異な事では無いけれど。
何れ程の儀式が、
此の身を抜けた後に。
自身が、
其の壇上へと登るのか。
ふと。
其の数を数えてしまう。
姫との時間と、
綺麗に重なる歳月の。
其の区切りは。
恰も。
姫との時間の区切りの様に、
映るからだろうか。
俺よりも少しだけ早く、
姫と出逢い。
姫よりも少しだけ近く、
俺の傍に居て。
誰よりも近くで、
姫の息子との時間を過ごし。
誰よりも早くに、
娘の記憶に刻み込まれた。
其の姿。
「息子から。」
「黒猫死んじゃったって。」
「そっか。」
「随分世話になったよね。」
「死んじゃったの?」
「もう会えないの?」
起き抜けの、
姫への電話に。
皆で、
北の大地へ想いを寄せた。
祝う事を已める、
其の最初の誕生日は。
少し、
寂しいね。
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References
May.13 2005, 「俺より想いが深い日なのですか」
Apr.10 2004, 「対抗すべき脅威の対象でしょうか」
Mar.19 2005, 「想う相手は離れたのでしょうか」
May.13 2010, 「別の水準点が在るのでしょうか」
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05月13日(水)
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