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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何に向けた御礼でしょうか
言の葉の、
其の指し示す先は。
幾つも在るから。
何を対象に放つ、
言の葉か。
明瞭にして、
想いを伝送するのだけれど。
時に人は。
其の対象を、
態と相手に委ねて。
想いを揺らし、
印象付ける。
一つ、
一つ、
其の言の葉が。
極めて重い、
刹那に於いては。
委ねられた其の、
想いも。
此れ程迄に。
響き、
沁み入るのか。
直前の、
朝早くの遣り取りに、
対してか。
此処数日の、
此れ迄より多い電信に、
応じてか。
此の数年の、
想い逢いを振り返ってか。
人生の半分近くを占める、
繋がりを確かめてか。
其れとも。
其の謝意は、
何を指した謝意なのだろう。
「小坊主、有り難うね。」
「行ってきます。」
あの子が残した、
其の御礼が。
妙に。
想いを乱して了うね。
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References
Jul.04 2014, 「何を伝える蜘蛛の巣でしょうか」
Jun.30 2014, 「想いの行き先は正しいでしょうか」
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07月09日(水)
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