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雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■何時か一緒に歩けるでしょうか
見回しても、
他人ばかりの空間に。
幾日も、
幾日も、
閉じ籠もる事は。
時に。
想いを、
想いで無くして終うから。
互いの日々の一瞬を。
擬似的に、
重ね逢わせて。
其の想いを、
再認する作業だろうか。
其れとも。
見回しても、
壁ばかりの空間に。
幾日も、
幾日も、
閉じ籠もる事が。
時に。
人を、
人で無くして終うから。
自身の手には出来ぬ、
其の風景を。
擬似的に、
此の眼に入れては。
人で在る事を、
想い出して居るのだろうか。
「小坊主が散歩して。」
「散歩画像を贈ってくれれば良いんだよ。」
あの子は。
一つ、
希望を口にした。
「散歩に行きたい。」
嘗て。
俺が零した言の葉と同じ、
あの子の想いに。
「何時か一緒に行こうね。」
嘗て、
あの子が返した画と、
同じ様に。
一つ、
一つ。
眼前の画を贈り返す。
あの子が。
何度も散歩に出ては、
方々の画を、
贈ってくれた事を。
想い出しながら。
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References
Apr.10 2011, 「逆向けの春風でしょうか」
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06月18日(水)
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