ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
[156839hit]
■聞き逃さずに流せますか
数多の生命が、
産まれ、
消え逝く日々の中で。
幾度も、
幾度も、
潰えの刻へ面する事は。
自身を、
何方へ誘うのだろう。
麻痺だろうか。
総てを、
極めて浅い場所へと留めるのだろうか。
闇だろうか。
総てを、
極めて深い奥底へと封じるのだろうか。
安易に流され、
自身を唯の玩具に模して。
幾多の命を絶ったと言う、
其の罪と罰。
自身を生き存える引き替えに、
想う命を奪ったと。
自身の歩みを否定する、
自責の罪と罰。
「償いしなきゃって。」
「罰なんだって。」
「そう思ってきたけど。」
「疲れてるんだぁ。」
あの子の囚われた、
特異的な人生観と死生観に面し。
一瞬。
返しの、
其の言の葉が澱み。
慌てて。
継がれるで在ろう次の句を、
予測し、
対処を想う。
軸足。
例え理解出来ずとも、
例え怯んで了っても。
此処に軸が在れば、
あの子の振れは治まるのだから。
「小坊主も大変だろうし。」
「付き合いきれないと思ったら隠さず言ってね?」
「はいはい。」
聞き流す振りをして、
逃さず心に留め置く様に。
普段通りに居れば、
良いよね。
きっと。
----------
References
Apr.21 2012, 「未だ進めぬ日付でしょうか」
Aug.14 2012, 「禁句が幾つ見付かるでしょうか」
↑Enpituの投票ボタン(おまけ情報付)
09月02日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る