ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■一生残る華でしょうか
其の地、
其の地、
其れ其れに。

彩や、
謂われや、
想いが、
在るのだから。



其の、
一つ一つの華には。

明確な差異が、
在る筈なのだけれど。














飽く迄。

華は、
一つしか無くて。




唯、
想い入れの深い、
其の華が。

眼前に、
在り続けるのかも知れない。


ずっと。

















眼前の華に、
視線を預けながら。




 「やっと一緒に花火を観られたね。」

 「非道いよね。」

 「俺?」

 「別の人と観るんだもん。」

 「彼氏居たじゃん。」

 「彼女居たじゃん。」

 「音信不通にして。」
 「何時の間にか千葉に居なかったの誰だよ。」

 「彼女居たのに。」
 「別の子と観に来たんでしょ?」

 「良く覚えてるよなぁ・・・。」


何故か、
数年前の別の華へと、
意識を注ぐ。






















傍の、
温感を感知しながら、
眼に焼き付ける。

初めての華は。




結局は。




嘗ての、
暫く途絶えた互いの糸を、
結わえ直した。

其の、
切っ掛けの華に。


掻き消されて了うのかな。





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References
 Aug.02 2008, 「想いは華を化かすでしょうか」
 Apr.29 2013, 「もう一度逢える道中でしょうか」
 Mar.02 2013, 「次は無い湯煙でしょうか」






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07月14日(日)
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