ID:27426
雲間の朝日に想うこと
by 小坊主
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■敵視の理由も分かりませんか
想いは。

注いだ想いの三割も返れば、
其れで、
御の字だけれど。


抑も、
注がなければ孵らぬ物だ。




其れ故に。




如何なる理由で在っても。

注がぬ事には、
孵す気は無い事の意思表示が、
付帯する。













普段から、
長時間接する相手の、
其の、
想いや行動や。

そして、
其処に込められた意味を。


察しようともしなかった、
其れが。




想いを注ごうとする意思や、
想いの応答を希う意思が、
欠如する。

其の、
確固たる証拠なのだ。




















 「コンサートに誘われたんだけれど。」
 「行っても良いかな。」
 「餃子は作ってから行くからさ。」

 「娘の了解を取ったらね。」
 「彼女は餃子が食べたいだけのね?」



其の付帯条件と、
念押しの鍵に込めた意図迄も、
無視して。

姫は、
娘に何も言わずに、
不在を決めた。










普通なら。


其れが、
食事の内容では無くて。

俺の、
生誕を祝う宴を指すのだと、
想い至る筈なのに。





















 「反省しています。」


多分。

そう言う所に、
自分の想いを言えない。


姫は、
そんな人なんだろうけれど。



そうやって。


自分の事しか考えないのだと、
想われては。

益々敵視され、
距離が離れて行くのにね。






俺からも。

そして、
娘からも。





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References
 Jul.29 2012, 「積み重ねる気が在るのでしょうか」
 Jan.08 2012, 「歳上を想う資格が無かったのでしょうか」






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06月01日(土)
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